桜が咲き始めた頃からの急な寒の戻りに、春ものを買いに行くタイミングを逃してしまっていました。今年は何にも買ってなかったのですが、先週やっとサマーニットを2枚、新調しました。実は2着ともA.P.C. (アー・ペー・セー)。学生の頃から大好きだったA.P.C.、今また私の中でブームが来ています。

1枚目は桜ピンクのコットン素材のトップス。

桜餅みたいな少しグレーが混ざったくすみピンク。コンパクトにきれい目に着たかったので、Sサイズにしました。

A.P.C.のSサイズは、肩幅や袖丈などはコンパクトに、お腹や胸まわりはそこまで小さくないので、小柄な大人の救世主! アイテムによってはXSもあります。

この日のコートはデニム素材のチェスターコートにしました。

ピンクは私にとっては冒険色なので、他は自分らしい定番アイテムでまとめ、気恥ずかしさを少し払拭。インディゴブルー、ピンク、ベージュの3色は合わせやすい色合い。パンツをデニムにして、コートをトレンチコートにしてもいいと思います。

中に白Tシャツを着て、衿もとと裾から少しだけ覗かせてみました。(なぜTシャツを挟むと落ち着くのかは、「丸首カーディガンのおばさんっぽさを払拭する「白T」の威力」に詳しく!)

白いTシャツはフルーツオブザルームのスタンダードパックT (1900円)。首のあき具合や生地の厚さ、洗濯してもヨレない縫製など、最近はこれがマイベストです。

そしてもう1着買ったのは、マルチカラーの衿と袖が可愛いサマーニット。

こちらは古着風にゆるっと着たかったのでMサイズにしました。今日はパンツですが、白スカートやプリントワンピースなどの上からガバッと被っても可愛いかなと思いました。

その年やシーズン、自分の着たい服の方向性が決まっていない時、私はこうして1つのブランドで2着、3着とまとめ買いすることが多いです。トップスとボトム、ワンピースとバッグなどこれとこれを合わせたらテッパン!というのを1組つくってしまうのもいいですし、今までの自分のクローゼットにない新鮮なものは1つ足すより2つ足した方が生かしやすい。(招待選手は1人より2人投入!)買い足すものは、それらが活かせるものに限ると考えると迷いがなくなります。高いお買い物でドキドキするけれど、結果、いろいろ買わなくて済んで経済的なのかもと思っています。

福田麻琴さんの『パリ女性のスタイル学「大人世代に、今こそアニエスベーとA.P.C.が効く」』にも「最近ではインパクトのあるロゴアイテムやパンツにも注目」とありました。昨年ブランド創設30周年を迎えたA.P.C.。デザイナーのジャン・トゥイトゥは、2018-2019AWのコレクションで“自分たちが変わっていくべきタイミングではないのだろうか”と語ったと言います。

スピリッツは失わず変化するA.P.C.の新しい方向性がはっきり出てきたのが、今季の2019SSコレクションのような気がしました。

大学生の頃、バイト代を握りしめて通った代官山のA.P.C.。あの頃頑張って買って今も着ているものがいくつかあります。それらとまた新しいA.P.C.を組み合わせて着るのも楽しみです。

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