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「キャリアか結婚か」若く美しい雅子さまの決心…誠意と愛情溢れる婚約会見

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「キャリアか結婚か」若く美しい雅子さまの決心…誠意と愛情溢れる婚約会見_img0
皇室会議に提出する写真撮影に訪れた雅子さん 写真/JMPA

外交官として、世界を相手に仕事をするのが夢だった雅子さん。
やがて留学先の英国オックスフォードから帰国し、平成4年(1992)8月、皇太子浩宮さまと4年10カ月ぶりに再会します。
その1か月半後、浩宮さまはついに雅子さんに告白したのです。

「外交官として仕事をするのも、皇族として仕事をするのも、国のためという意味では同じだと思います」

浩宮さまはこう言ったといいます。

雅子さまと皇太子さまの仲むつまじい写真をもっと見たい方はこちら>>

 


レモンイエローの目にも鮮やかな装いの雅子さん

 

翌年1月6日午前8時45分、「皇太子妃報道に関する申し合わせ」が一斉に解除され、皇太子浩宮さまのご結婚内定のニュースがメディアから一斉に報道されました。

その日のロンドン発の日本航空402便に積まれた読売新聞国際衛星版には、御用納めの日の雅子さんの写真が掲載されました。手に持っているのは、ひときわ目立つ大きなキャリアバッグ。
その写真は、現代の国際化時代に向けて「皇太子妃は外交官という一流のキャリアの持ち主である」ということを印象づけるものでした。

いよいよ婚約会見の日。
雅子さんは、レモンイエローのアンサンブルコートに同じ色のワンピースとカクテルハットという、目にも鮮やかな装い――。
1月19日12時11分、雅子さんが目黒区の自宅玄関に姿を現すと、詰めかけた200人ほどの報道陣からため息がもれました。

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ご婚約決定当日、皇居へ。写真/JMPA

父の小和田恆(ひさし)さん、母の優美子さんとともに宮内庁差し回しの車に乗った雅子さんは、ちらりと家の方に視線を投げかけました。
やがて車は皇居乾門(いぬいもん)に入り、雅子さんと両親は浩宮さまと対面し、続いて天皇陛下(現在の上皇陛下)と美智子さまと歓談されました。

浩宮さまと雅子さんは、元赤坂の東宮仮御所に向かわれます。東宮仮御所の公室には、200人を超す報道陣と生中継のカメラが、お二人の到着を今や遅しと待ち受けています。

14時45分、お二人の婚約会見が始まりました。その模様をインタビュー形式のまま、かいつまんで再現してみましょう。


雅子さんの婚約会見の笑顔
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ご婚約決定後の記者会見 写真/JMPA