ドロドロの愛憎劇がすごすぎる!と社会現象になった懐かしの昼ドラ『牡丹と薔薇』(フジテレビ系)。執拗にいじめられるヒロインを演じ注目を集めた大河内奈々子さん。
実は今、湘南で子育てをしながらフラワースタイリストとして活躍されているのです。一体どのような心境の変化を経て、今のライフスタイルにたどり着かれたのでしょうか。今日までの道のりを伺いました。

 

大河内奈々子
1977年6月5日生まれ、東京都出身。15歳のとき『セブンティーン』のモデルとしてデビュー。女優活動もスタートし、2004年に放送された『牡丹と薔薇』(フジテレビ系)でブレイク。2015年からフラワースタイリストとしての活動をスタート。オンラインフラワーショップ「blooom」の運営、ワークショップの講師、ウエディングやジュエリーショップ、イベントの装花を手がける。プライベートでは2014年に再婚。夫と11歳の息子と湘南で暮らしている。Instagram:@nanakoohkouchi、Twitter:@nanakoohkouchi、YouTubeチャンネル『blooom by nanakoohkouchi official』 オンラインストア:「blooom」

 


自分にしかできない“何か”を持ちたいと思った


自分の好きなことを仕事にしたいけれど、家庭と上手くバランスを取れる範囲でやっていきたい。そんなふうに考えている人は多いのではないでしょうか。女優の大河内奈々子さんは、その理想のバランスを見事に実現されています。でも一体なぜ全く違う道を模索されたのでしょう?

「もともと中学生の頃からお花を習っていて。楽しかったのでその後もフラワーアレンジのワークショップには通っていたのですが、どこかでもっとしっかり勉強したいなと思っていたんです。忙しくてなかなか時間が取れなかった中、31歳で子供を出産して子育てで少し女優業を離れる時間が生まれたときに、いろいろ考えたんです。『15歳からずっとモデル、女優をやってきたけど、この先もこれでいいのかな、自分にしかできないことを探りたいな』と。
私は芸能界以外の世界を知らなかったので、もっと多くの人と関わり合うことをしたいな、という気持ちもありました。そういった思いが積み重なっていって、好きだったお花を本格的に勉強しようと決めたんです」

その後、子育てのことを考えて自然の多い湘南に移住。離婚を経て、36歳のときにフラワースタイリストの資格を取るため専門学校に通い始めます。

「どの専門学校に通うかは、めちゃくちゃ調べましたね。小さな子供がいるので時間を自由に選べる学校がよかったのと、お花業界って協会がたくさんあるので、どの協会の学校に通うかで今後の自分のお花との付き合い方も変わってくる、というのもありましたから。
それでネットでリサーチしたり、お花に詳しい仲間にいろいろ聞いたり。やっぱり、何かを始めるときの最初の一歩ってすごく重要だと思いましたので、そこはかなり時間とエネルギーを割きましたね」


女優の仕事では得られなかった感動が


2年の勉強を経て、卒業後は知り合いの花屋で修行を始めます。この時期が体力的には一番キツかったけれども、花の楽しさを一番知った時でもあったそう。

 

「最初はワークショップの開催時にお手伝いをするくらいだったのが、気づけばお店に立ってレジを打っていました(笑)。
お花屋さんてかわいらしいイメージがあると思うんですけど、実は3Kと言われるくらい過酷なんです。朝は3時に起きて競りに行って花を仕入れて、その後ずっとお店に立って、花束を作って売って。腰は痛いし水で手は荒れるし大変だったんですけど、お花を作って渡したときのお客さんの表情とか言葉が忘れられなくて。目の前で喜んでくれたときの感動は、それまでの人生で初めて経験したものだったかもしれません」

そうして約3年の花屋勤務を経て、とうとう大河内さんはフラワースタイリストとして独立します。とはいえ最初から仕事が豊富にあったわけではなく、自身がこれまで築いてきたネットワークを生かして、コツコツと実績を積み重ねていったそう。

「よく通っている地元のコーヒーショップのオーナーさんとか、これまでのワークショップで知り合った企業さんから声をかけていただいて、イベントの展示会のお花を手掛けさせてもらっていました。お店を構えられたらよかったんですけど、花って生ものなのでリスクも高い。家庭もあるし、毎日対応するのは難しいなと思って、まずはオンラインショップから始めたんです。これなら注文があったときだけ対応できるのでいいなと思ったから。

コロナ問題が起こって不安に陥ったんですけど、皆さん、家から出られないため花を飾って楽しみたいと思われているようで、意外と多くの注文をいただいています。まだまだ手探りの状態で正解も分からないけれど、少しずつフラワースタイリストとしての自分を認知していってもらっているのかな、という気はしています」
 

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