残暑を感じる瞬間もありますが、朝夕は秋のひんやりとした風や空気を感じるようになりましたね。

そこで、もしかしたら、まだ暑いかなぁと思いつつも、冷房の効いた室内を歩き回る予定だった日曜日。タートルネックカットソーを、ノースリーブから長袖にアップデートしてみました。じゃん!

カシミア混のタートルネックカットソーでご機嫌な一日_img0
 

ボトムスは、以前、このコーナーでもご紹介したスカート。以前も黒のトップスと合わせていましたが、首が詰まっているだけで、ぐっと秋冬感が出るかなって。そして、こちらのトップスは「ATON(エイトン)」のものです。

エイトンのディレクター、久﨑さんには何度かお会いして取材というか、お話をさせていただいたこともあるのですが、「素材」への“おこだわり”がとにかくスゴイのです。まさに、素材オタク、素材フェチ♡ 素材の産地から、その素材を生み出す水や原料が育つ環境のことまで、1つの素材について「これはどんな素材ですか?」と聞くと、まるで美術館の音声ガイダンスのように流れるような説明が。もちろん、素材だけでなく、その素材だからこそでる色、ドレープ感、シルエットといった、デザイン性にまで、その“おこだわり“やセンスが表れています。媚びのない、ストイックでマニッシュなプロダクトなのに、身体が入ると、色っぽさが引き立つところも好きです。

 


今回の、タートルネックカットソーは寄ってみるとこんな感じ。

カシミア混のタートルネックカットソーでご機嫌な一日_img1
 

はい、かすかに透け感があります。トレンドでもある「透け感」。苦手意識がある方もいらっしゃると思います。光沢とハリがあって、インナーとして着たキャミソールの全形がすべて透けるようなアイテムは正直ハードルが高いと思いますが、これくらいさりげない透け具合、かつカットソー素材なら、カジュアルでトライしやすいかなぁと。また、タートルネックですが、ニットほどマットではないので、重たくならないのも◎。あっ、インナーは「HANRO(ハンロ)」の黒のブラカップつきキャミソールを着ています。

こちらのカットソーの「素材」はというと、カシミヤと再生繊維(セルロース)をブレンドしたもの。細番手の糸を挽き、ガーゼの様な薄さと柔らかを実現したそう。しっとりと優しい肌心地で、外と中を行き来し、3歳の甥っ子を追いかけながら、たくさん歩いた一日でも、ノーストレスで過ごせました。首回りがかゆくなることも一切なかったです。ぴったりと張り付きすぎない身ごろや腕まわりのパターンも良いのかも。あっ、ただ、タートルネック部分にしっかりとボリュームをとっていて、それがだるんとならないようにしているためか、着るとき(頭を通すとき)は、ちょっと苦しかったかな(苦笑)。メイクやヘアセットは、着替えを済ませてからすることをおすすめします。

それにしても、やっぱり、直接肌に触れる素材が心地よいと、ご機嫌で過ごせますよね。まずは一枚で着てみましたが、薄手ですし、ジャケットの下やニットの下など、レイヤードスタイルにも活用したいな、と思っています。秋冬ファッション、楽しもうっと♡
 

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