スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。
大好きなブランドATON(エイトン)。ディレクター、久﨑さんの物作り、そして生地選び、素材開発を近くで見せて頂き、その愛情と熱量、時間のかけ方にいつも感動し。「こんなに丁寧に作っている服を丁寧に着なければ」と、おしゃれに対するリスペクトと愛を見直しています。
その久﨑さんが、エシャペというブランドを立ち上げました。
エシャペのコンセプトは、家や空間が快適で、そしてくつろぐことのできる場所であるように――。タオルやベッド回りのアイテムを、素材からもちろん開発し、今年の9月にローンチしました。
ベッドシーツやブランケットは、ノンブリーチ、ノンダイ(染色なし)のロウ(生)リネン。リネン好きの私も、こんなに意思のあるリネンは初めて。高密度に織り込まれているから、ファーストインプレッションは、少し硬い。ただしごわつきはなく、肌当たりは暖かいから不思議。少し早めに送って頂いたので、夏前から使っていますが、洗濯しても全くヘタレない。柔らかく、なじむ感触はしますが、「やせる」という感覚はゼロ、という魔法のような素材。リネンは、吸湿性が高く速乾性もあり、そして電磁波をリリースしてくれる、というデータもあるんです。日本では、夏だけのもの、という印象があるかもしれませんが、ヨーロッパでは通年の素材。我が家でも、洗って干して、すぐに乾くから、春の終わり、夏、夏の終わり、秋、そして今秋が深まってからも使い続けています。
できるだけ包装材で環境に負荷をかけたくない、ということで、リネンのクロスで包まれて届きました。もちろん、そのクロスはキッチンで活用。シーツがくるまれていた大判のものは、夏、タオル代わりに使っていたほど。
アルパカのブランケットなど、欲しいものはたくさん。お値段はしますが、エシャペの製品は、10年、20年は使おうと思っています。眠りを快適にするプライス、そして減価償却すると決して高くない――という理由で、既に超愛用しています。
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