おしゃれに美容に抜かりなく努力を続けられているスタイリスト福田麻琴さん。福田さんがポジティブに頑張れる原動力っていったいなんでしょうか。福田さんが憧れている女性ってどんな人なのでしょうか?福田さんのおしゃれのルーツやマインドから、理想のおしゃれに近づくためのヒントを探ります。

 


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スタイリスト福田麻琴さんもおしゃれ迷走期があった!

トップス¥39000/エンフォルド デニム/ザ  シンゾーン

「今でこそ、自分の好きなファッションがどんなテイストなのか理解していますが、20代の頃はさまざまなおしゃれに手を出しました。スタイリストになったばかりの24、25歳のころは、いわゆる“モテファッション”が流行っていたので、アンサンブルにふんわりスカート、9cmヒールのパンプス、というような、今とはまったく違う服を着ていました。

30歳でスタイリストを中断し、『外の世界を見てみたい!』とパリに留学。そこで、自分の好きなものを再確認できたような気がします。
パリで出会う女性はみんな自由で、いい意味で勝手。“こんな自分でなきゃいけない”という縛りがないんです。年齢を重ねた女性がミニスカートをはこうが、真っ赤なリップを塗ろうが、だれにもとがめられない。
『自分の好きな服を着てもいいんだ!』と心の制限がなくなったことで、自分の中の“好き”というセンサーをより研ぎ澄ますことができるようになったと感じます。

以来、『シャツを着ていると自分らしくいられて好き』など、自分が自信をもって好きだと思えるものを探すようになりました。その結果、シャツ、ボーダー、デニム、トレンチコートが私のベースアイテムになりました」

おしゃれになるためには「自分がなりたい憧れの人を見つける」のが近道

「私がすぐには自分らしいスタイルを見つけることができなかったのと同じように、悩んでいる方もいらっしゃると思います。スタイリストという職業柄『どうやったらおしゃれになりますか?』と聞かれることも多いんです。

その答えとしては、こんなふうになりたいという“憧れの人”を見つけるのが近道とお伝えしたいです。芸能人でも身近な人でもいいので、そういう理想像を見つけておくと、洋服など、何かを選ぶときの指針になります。

では、私が憧れている女性とその理由を紹介したいと思います」


福田麻琴さんが憧れる4人の女性を紹介
①ガブリエル・シャネル

写真:GRANGER.COM/アフロ

「今の女性のファッションをつくったパイオニアですよね。今は当たり前のように着ているボーダーの服も、この写真の当時、女性が着るのはアバンギャルドなことだったと思うんです。“スタイルをつくった人”として尊敬しています。また、カジュアルはエレガントにも着こなせる、というのもシャネルから学びました」


②ジェーン・バーキン

写真:Eyevine/アフロ

「フレンチテイストのファッションが好きなので、フレンチアイコンといえば、やはりこの人。年齢を重ねると、ただカジュアルなファッションがうまくまとまらなくなってくると思うのですが、ジェーン・バーキンはどこかエレガント。デコルテの開き具合や、体が泳ぐシルエットなどが計算されていて、ラフさの加減がちょうどいい。エルメスのバーキンを気負わずに持っているところにも惹かれます」


③シャルロット・ゲンズブール

写真:Collection Christophel/アフロ

「ジェーン・バーキンの娘、シャルロット・ゲンズブール。いつもシンプルでカジュアルなコーディネートに惹かれます。デニムにベルトをするときちんと見えるのも大発見でした」


④エマニュエル・アルト

写真:Mondadori Photo/アフロ

「ファッション誌『VOGUE PARIS』の編集長。パリ留学中、海外スナップの仕事のお手伝いをしているときに実際にお会いし、そのカッコよさから一気にファンになりました。ジャケットスタイルやモノトーンスタイルが多いのですが、リアルクローズでマネできそうと思わせてくれるんです。
この方のおかげで、ジャケットを日常使いするスタイルを知ることもできました」

スタイスト福田麻琴さんが憧れるファッションの女性とは?
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問い合わせ先/
エンフォルド tel. 03-6730-9191

※値段表記のないアイテムはすべて本人私物です。現在取り扱いが終了しているアイテムもございます。ご了承ください。


構成・文/高橋香奈子

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