自分らしいファッションってなんだろう。自分らしいヘアメイクってなんだろう。私が好きなテイストって? 自分らしさっていったい何? 自分の個性を堂々と楽しむことが苦手な人が多い私たち日本人。どうすれば自分の魅力に気づけ、自己肯定感高く生きていけるのでしょうか。自分のプラスの箇所をさらに伸ばす「ディファインメイク」を軸に、メイクアップアーティストの水野未和子さん、スタイリスト福田麻琴さんと一緒に考えていきます。
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日本では、自分らしさや個性よりも、人と同じが安心
水野さん:「アメリカとイギリスに住んでいたことがあるのですが、さまざまな人種が住んでいて、髪の色、瞳の色、肌の色などが違い、宗教さえ違いがあります。ですが、日本人は地毛や瞳の色はダークブラウンから黒っぽい色であることが多いし、肌の色も似ている。だから、自分らしさや個性もよりも、人と同じことが安心で、目立たないこと、枠からはみ出さないような教育や文化が重んじられてきました。
見た目が似ているからか、メイクもファッションもひとつの枠にはめようとする傾向もあり、自分らしさよりも、トレンドの顔やファッション、流行りと騒がれる人の顔、ファッションアイコンを追い求め、そのまんまマネしてしまう人も多い。
けれど、結局自分に自信がないから、だれかのマネをしても満足できず、トレンドや流行りに合わせ、コロコロと自分を変えていくしかない。それではいつまでたっても自分らしさにたどり着けません」
福田さん:「自分の幸せを”他人マター”で計ってしまいがちですよね。自分のおしゃれやヘアメイクの変化に気づかれたい、トレンドを纏っているおしゃれな人と思われたい。これらはすべて自分ではなく他人目線が基準。この軸を自分に戻して、自分を認めない限り、自分らしく楽しむことは難しい……」
水野さん:「そう!自分自身を認めていないと、じゃあ顔に大きなシミができたら、太ってしまったら自分をキライになってしまうの? ある程度の努力はできますが、結局だれも老いには抗うことができない。理想の見た目だけを追求する考えはいつか通用しなくなってしまいます。だからこそ、自分自身の若き日の美しさに囚われずに、自分で決めた枠を外して、今の自分を認め、大事にする。年齢を重ねると特に、見た目が美人だけな人よりも、中身も含めて美しさを感じる人のほうが魅力的なのですから」
自分の魅力を知るための「ディファインメイク」
では、今の自分にはどんな魅力があるのか……。どんな自分らしさがあるのか……。それを知れるのが「ディファインメイク」です。
水野さん:「自分のプラスをもっとプラスにして見せることができる『ディファインメイク』。自分の骨格に合った位置にハイライトとシェイディングを入れ、眉を描き、チークとリップで血色感を加えることで、その人自身の魅力がディファインされ(際立ち)、あの人みたい、この人みたいではなく、自分らしい顔立ちが見つかります」
これからの新しい自分の扉を開けるための「インテンスメイク」
水野さん:「そして、その人自身がもつ魅力をより強め、新たな自分を引き出すメイクが
『インテンスメイク』です。チャーミングでハッピーなイメージのまこっちゃん(福田さん)が、内面に秘めた強さを感じる表情に。人としての魅力が備わっている人は、メイクを施すと、内面のオーラが勝手に出てくるんです」
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