【つかれない家族のヒント②】
「手抜き」は「息抜き」と心得る
海外に移住してわかったのは、「日本人の家庭料理がんばりすぎ」問題です。とはいえ、あなたが料理好きで3食作っても苦にならないなら、今のままで何の問題もないのです。この先を読んでほしいのは、ごはん作りが苦しいのに手抜きができない人、そして、パートナーの手抜きが許せない人です。
実は私、ごはん本の著書もある食いしん坊なのですが、冷凍食品やお惣菜やレトルトも愛用しています。たとえば冷凍餃子は安いものでもおいしいし、餃子以外でも、最近のベビーフードや惣菜やお弁当や冷凍食品はビックリするほど高品質だからです。あと、お米は無洗米のまとめ炊き&冷凍保存するから毎日炊かないし、おかず作り置きサービスを利用したこともあります。手抜きしまくりです。ですが、余裕がある日は、いいお米を土鍋で炊いて、じっくり栄養のある料理を作ります。餃子も包むところから作ります。つまりはメリハリ。こうするとつかれを減らせるし、それぞれのおいしさがより楽しめるからです。食においては、手作りオンリーより、手作りも調理済み食品もサービスもぜ~んぶ楽しむほうが断然「豊か」。プロの料理家でも、ときには手抜きしつつ暮らしているようです。
そういえば以前、タレントのくわばたりえさんが、惣菜を使うことを「手抜き」じゃなくて「息抜き」という言い方をされていました。罪悪感を感じがちな人には、いい表現ですよね。積極的に息抜きして、いろんな味を楽しんでいきましょう。ちなみに、「一週間のトータルで栄養バランスが取れていればOK」という考え方も、気楽で大好きです。
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