次々と新世代の俳優を輩出する『仮面ライダー』シリーズ。現在放送中の『仮面ライダーセイバー』にも気になる若手俳優がたくさん。中でも注目したのが、富加宮賢人 / 仮面ライダーエスパーダ 役の青木瞭さんです。

187cmの長身に、隣に並ぶのをためらいたくなるほど小さな顔。抜群のスタイルと白い肌は、まるで童話の世界の王子様のよう。だけど、笑うとちょっと目元が幼くなって、それがまた胸をキュンとさせるのです。

素顔の青木さんはどんな人なのか。たっぷりお話を聞かせていただきました。

記事の最後にはミモレ読者への動画メッセージも!

 

青木瞭
1996年2月26日生まれ、神奈川県出身。2017年より、秋元康プロデュース「劇団4ドル50セント」の劇団員。2018年からミュージカル「テニスの王子様」3rdシーズンに手塚国光役で出演した。現在『仮面ライダーセイバー』に出演中。Twitter: 青木瞭 (@Aoki__Ryo)

 


消滅のシーンは、気づいたら涙がこぼれてきました


――第13章、ファンが衝撃を受けた賢人の消滅シーンでしたが、3月7日の放映からいよいよ復活します。

僕もまだ台本をいただいたばっかりで。これからちょうど上堀内(佳寿也)監督と打ち合わせに行ってくるのですが……。(※取材は1月上旬に行いました。)

――なんだかこれまで以上にハードな運命を背負うことになりそうですね。

そうなんです。賢人は賢人なんだけど、前半とはまた別の思考を持っていて。だけど、それでも絶対にブレない芯が、「みんなを助けたい、そのためなら自分はどうなってもいい」という気持ち。
その自己犠牲が強すぎるところが賢人のダメなところでもあって。きっと視聴者のみなさんから「こいつ、また話聞いてねえな」って言われるんじゃないかと思うんですけど(笑)。自分の中では第2章突入という気持ちで、また賢人と向き合っていきたいです。

――改めて振り返る形になりますが、やはり忘れられないのがその第13章。賢人が消滅してしまう回です。神山飛羽真 / 仮面ライダーセイバー 役の内藤秀一郎さんとのお芝居にはグッと来るものがありました。

僕にとっても大事なシーンだったので、事前に石田監督にどうしたらいいか相談したんです。そしたら、石田監督が「ダメだったら言うから、お前の好きにやれ」とおっしゃってくださって。おかげですごく自然に演じることができました。

最後の消滅するシーンはカット割りが細かくて、結構何度も撮っているんですよ。たぶん10テイク以上はあったかな。そのたびに泣いて、もう目がボロボロに腫れちゃったんですけど(笑)。

――それは大変でしたね……。

実はあのシーン、最初は泣くつもりじゃなかったんですね。でも、目の前で泣いている飛羽真に向かって、「みんなと、これからも戦いたかった」と言うときに、悲しさと悔しさがどんどん大きくなってきて。気づいたら目から涙がポロポロこぼれていました。

――そこまで気持ちが自然と賢人に入っていったのは何が大きかったでしょうか。

やっぱりみんなと過ごした時間の積み重ねだと思います。富加宮賢人としての僕と、青木 瞭としての僕はリンクする部分がたくさんあって。
内藤や(新堂倫太郎 / 仮面ライダーブレイズ 役の)山口(貴也)と話してるときも、自然と物語上のあの感じになっていくんですね。消滅のシーンであそこまで気持ちが賢人とシンクロしたのも、みんなの芝居に僕の心が動かされたから。
あのシーンは、みんなにめちゃくちゃ助けられました。

――仲間割れの展開が続いていましたが、いつか第10章のときのように飛羽真と倫太郎と賢人が聖剣を重ねる日が来るのを待っています。

僕も来てほしいんですけどね。ここからどうなるのか、まだ僕もわからないことが多くて。ぜひそのあたりも見守っていただけたらうれしいです。

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