ファッションエディター松井陽子さんが最近のファッション事情を綴ります。今回は、夏に近づくと着たくなるボーダーについて。松井さんが今年選んだ一枚とは?
みなさん、こんにちには。
ゴールデンウィーク、なんですね。
そんなことも忘れて、毎日のように原稿を書いていました。
いよいよ!……ということもなく、今年は粛々と過ごすことになりそうですね。
いや、去年の今頃を思うと、今年も、か。
つい昨日、アメリカ人の友人と電話で話したのですが、ワクチン接種が進んでいるアメリカでは感染が抑えられつつあるのか、旅行に出かける人も少しずつ増えてきているのだとか。彼女の周囲は「ハワイや、コスタリカ」が人気とのこと。なんと夢のよう!
日本はなお連日感染拡大の報道が続いています。
医療に従事する方々の差し迫った現状を心に留めつつ、いつか、私たちにも旅行のプランを考えてわくわくする日がまたやってくることを願いましょう。
それにしても、それこそ先週は陽射しに夏を感じ始めていましたが、なんだかやっぱりまだ薄ら寒いような。
それでも、気持ちだけは夏へ、夏へと向かいます。
夏といえば、やっぱりボーダー、でしょうか。
毎年何かしらボーダーアイテムは新調しています。
そして、今年はシックな配色のニットを選びました。
これは、今日のコーデでもたびたび登場しているブランド、アンクレイヴのもの。
ドライなベージュと黒の洗練配色で、体のラインにほど良くフィットするニット素材。
コンパクトなシルエットで、キュッと締まった首元も好き。ピッチの幅も太すぎず、細すぎず。Tシャツの延長で着られて、絶妙に「大人の一枚」に仕上がっています。
それにしても、ボーダー愛って永遠!
カゴバッグ同様、ついつい、手にとってしまうのはなぜなのでしょう。
おばあさんになってもセントジェームスを着ていたいなって思っていますが、
でも40代の今は、50に近いですが、女っぽい要素で着たいなって。
黒のショートパンツにも合わせる予定ですが、まずはやっぱりリーバイスの501。
このデニムもたびたび出ていると思いますが、夫の友人(男友達)が若かりし頃からはいていたのを譲り受け、今となっては私が長く愛用しています。ますます良い色になってきました!
ヴィンテージとか、アンティークの定義も実は曖昧でよくわかりませんが、この間‘80年代のものをヴィンテージと謳って売っているお店がありましたよ。えー?ほんとう?って驚きました。
となると……高校時代とか大学時代から持ち続けているようなものは、もはやヴィンテージなのでしょうか。自分が急に骨董になったみたいでちょっとコワイ。苦笑
でも、好きなものはやっぱりあの頃からあまり変わっていないんです。
特に501に関しては。
一方のボーダーもある部分は同じなのですが、もう少し違った気分が加わります。
サイズ感、配色、ピッチの幅。オーセンティックなものか、もしくは旬のデザインのもの、とか。
土台はあまり変えないから、むしろトップスは遊びたい。
でも、遊びのボトムスなら、トップスはオーセンティックでいい、という具合。
わくわく、そわそわの新学期、新生活からもうすぐ1ヶ月。
張り切って少し疲れが出てくる頃です。
小学校3年生になった息子のクラスでは、毎日の朝礼でその日の健康状態を報告するようなのですが、近頃は、「もう眠いです」「ちょっとくたびれています」とか、あまりにもストレートで可笑しいのですが、正直ですよね。大人だったら「でも今日も頑張ります!」ってなりそうですが。
そういうわけで、連休はしっかりと休んできてくださいと、クラス便りにも書いてありました。
はい。子ども休みますし、私も休みます!
今年はうまーく撮影が重ならず、この休みは久しぶりに原稿を抱えずに過ごせそうな予感。
のんびり休もうと思っています。
では、また2週間後。
皆さんも、どうぞお元気で!
Good day!!
松井陽子
Yoko Matsui
Instagram: yoko_matsui_0628
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