こんにちは。ライターのさちこです。

なんだか、急に暑くなりましたね。急いでニトリで冷感シーツセットを揃えました。
皆様も体調を崩されないようにしてくださいね。

さて、連載8回目となる今回は、「離婚は決めた。でも色々と不安……」という方々向けのコラムをお届けします。

前回は離婚をしたいけれど、小さな子供がいる、経済的な不安があるゆえに決断できない方向けの「離活」を、セルフケアやリトリートの視点を絡めたコラムでお伝えしました。

今回は、もう「する!」と決めた方。

熟考した上で「離婚するしかない」と決めた方向けに、先輩方への取材を元にお届けしたいと思います。

ちなみに、具体的にどのようなステップで離婚に向かうかは、専門書を読むのが一番早いのでそちらに任せるとして、今回は、主に離婚をめぐる「周囲の無理解が辛い」というお悩みにアプローチしたいと思います。

 


離婚を決めたら①「多数派からこぼれ落ちる」という不安


私は留学をしたり海外に住んだり、職場の同僚の半数が多国籍だった時期も長く、海外のメディアや、外国人の友人・知人を通じて、わりと様々な価値観と触れ合っているタイプではあると思います。
ただ、基本は日本の教育を受けて育っているので、ベースは日本的な価値観を持っています。

その上で感じているのが、「多様な価値観を認める場所があると知っている」ことと、「現在、自分が多様な価値観を認める場所にいる」のとでは雲泥の差がある、ということです。

例えば同じアメリカでも、白人ばかりの地域にいた頃は、アジア人の私はマイノリティでした。でも州が変われば雰囲気はガラリと変わりましたし、日本で多国籍の同僚と仕事をしていた頃は、ラマダンで断食をする同僚やLGBTQの方も多く、「いろんな人がいるな」という感覚でした。

また帰国子女の知人は、学生時代の半分を様々な国で過ごし外資系企業で働いていましたが、結婚し、子供を日本の私立の幼稚園に入園させた途端、「同調圧力」のパワーを思い出したそう。

世界のスタンダードな価値観を知ってはいるものの、彼女は子供のために周囲に溶け込む努力をしたのです。

なので、よく聞く「離婚をしたいのだけど、親や周囲の意見が気になる=普通から外れるのが怖い」というお悩みも心から理解できます。

自分のいるコミュニティが、いわゆる「一般的な家庭」という概念を持っていて、全員がそうあるべきという圧があると、離婚に限らず「人と違うことをする」決断が難しいのも現実ですよね。

そんなお悩みに対し、今回は離活の先輩方がアドバイスをくれました。

【離活マニュアル】「カチンとくる意見」はどう対処する?離婚の偏見から自分を守る方法_img0
 


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【イラストでわかる離婚を決めたときの心の持ちよう】
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