【山口紗弥加】赤リップが主役のミニマルメイクで、気品と強さを高める
そぎ落としたメイクこそ、丁寧な「仕込み」を
リップにポイントをおきながら、肌のツヤ感や眉の立体感もさり気なく仕込みます。
使用アイテム
「ハイライトとシェイディングでさらに光と影を強めて、立体感を演出。チークを省くぶん、全体の立体感とツヤ感が際立つように意識しました」（水野さん）。みずみずしいツヤを与えるハイライトと、温もりのある影になりすますブロンザーからなるパウダー。肌に溶け込むようになじむ、自然な仕上がり。
「コカコーラのロゴカラーのような、潔いまでのクラシックレッド！」（水野さん）。すーっと唇に溶けて、淡く柔らかに発色する、今までにないテクスチャー。塗っているのを忘れるほど軽いつけ心地で、ナチュラルな印象に仕上がる、モード感、カジュアルさ、品格のすべてを併せ持ったソフトマットリップ。
「山口さんは、もともと形も毛も、眉がしっかりあるタイプ。アイブロウマスカラでツヤを足して、流れを整えるようにさっとなじませるだけで、生き生きとした印象が演出できます」（水野さん）。眉一本一本に濡れたような青いツヤと影を仕込むことで、顔立ちまでも美しく際立たせ、一日中その仕上がりをキープ。
水野未和子
メイクアップアーティスト。オレゴンに留学後、イギリスに渡り、London College of Fashionでメイクアップを学ぶ。卒業後、フリーランスのメイクアップアーティストとしてロンドンでキャリアをスタートし、帰国後は多くの雑誌、広告、CMなどを手がける。人によって違う、その人だけの魅力をディファイン(明確に)するメイクに定評があり、数々の女優やモデルが厚い信頼を寄せる。【Instagram】@mizuno.miwako
＜書籍紹介＞
『ディファインメイクで自分の顔を好きになる
“私だけの魅力”が絶対見つかる自己肯定メソッド』
著 水野未和子
定価 1400円（税別）
Kindle版も配信中！
講談社
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数々のファッション誌や広告で女優やモデルのメイクを手がけているメイクアップアーティスト、水野未和子さん。水野さんのメイクの特徴は、人によって違う、その人だけの魅力をディファイン（明確に）すること。何かを隠すのではなく、誰かのようになるのではなく、「自分になる」メイクです。この本では、あらゆる年代、あらゆる属性の誰もが自分の魅力を底上げできる「ディファインメイク」の考え方と、そのメソッドを詳しく紹介します。
メイク／水野未和子（3rd）
撮影／目黒智子
モデル／山口紗弥加
ヘア／西村浩一（VOW-VOW）
スタイリング／酒井美方子
取材・文／松本千登世
構成／中田絢子
この記事は2021年8月11日に配信したものです。
mi-molletで人気があったため再掲載しております。
第９回：8月18日公開予定
第1回「蛯原友里の現在。可愛いの枠を超えた、魅力を掘り起こすメイクとは？」＞＞
第2回「芯の強さと色気を併せ持つ、蛯原友里のもうひとつの顔」＞＞
第3回「【蛯原友里】『家族』という帰る場所があるから、全てを脱ぎ捨てて先へ進める」＞＞
第4回「「人に委ねる愛おしさ」を知る 坂井真紀の柔軟性と強さをメイクで浮き彫りに」＞＞
第5回「「自分じゃなくて、人」。その喜びを輝きに変える、坂井真紀さんのあり方」＞＞
第6回「「勉強することを諦めたくない」。貪欲に学び続ける坂井真紀さんの姿勢」＞＞
第7回「【山口紗弥加】太いわけでも濃いわけでもないのに、秘めた強さが際立つ眉とは？」＞＞
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山口紗弥加
女優。1980年生まれ。福岡県出身。1994年にドラマ『若者のすべて』で女優デビュー。その後も様々なドラマや舞台で活躍。この10月からは、2019年に放送され人気を博したドラマの続編となる『ラジエーションハウスII〜放射線科の診断レポート〜』（フジテレビ系 毎週月曜21時〜）がスタート。山口さんが演じる診療放射線技師・黒羽たまきにも注目！