⑤直感が研ぎすまされ、ひらめきが降りてくる


現代人は大量の情報で脳がパンクし、気がかりな人間関係で頭がいっぱいな状態寸前だ。
SNSや情報、人間関係、そしてそれらが原因のネガティブな感情は、私たちのノイズだ。
こうしたノイズを減らすことで、心が落ち着き、頭が静かになる。
すると、より一層直感が研ぎ澄まされ、ひらめきが降りてくるようになる。

 


⑥パワーがみなぎり、「本当にやりたいこと」をやるようになる


自由時間や心のゆとりが生まれると、これまであちこちから「ガソリン漏れ」を起こしていた自分の身体と心に、パワーがみなぎってくる。

何かとスマホを手に取りがちな筆者も、この「6つのいいこと」は目からウロコの発見ばかりでしたが、即座に「もう見るのやーめた!」と言えるかといえば、まだまだ自信がありません。そんな筆者のような人へ向けて、安藤さんはこんな風に語りかけてくれます。

「1日平均5、6時間、多いときは10時間以上使ってしまい、罪悪感に襲われた経験は私にも何度もあった。それをオールデトックスしようとすれば負荷もかかるし、脳だって拒否反応を起こしてしまうだろう。だからこそ、“少しずつ改善”させていくことを提案したい」

「スマホ依存」や「つながり疲れ」を感じる人たちが、どうやってスマホと距離を取っていけばいいのか。実体験から生まれた、具体的な方法を教えてもらいます。
 

スマホを手放すための3つのステップ

 


安藤さんが実践したのは、次の3つのステップを踏むことでした。

■ステップ1:時間を制限する
■ステップ2:スマホからアプリを削除する
■ステップ3:アカウントを退会する

これらを一気に行うのではなく、ひとつのステップに慣れたら、次のステップに移行することが大切だそう。実際に安藤さんも、約2年をかけて1〜3へとステップアップしていったそうです。それでは、ひとつずつ見ていきましょう。