夫婦の時間より「筋トレ」に夢中な夫。アン ミカさんが考える3つの対処法とは？

旦那様の筋トレに負けない「ひとり上手になれる趣味」のすすめ

「筋トレに本当に興味がないんです！　運動も大の苦手で……」という場合は、ふたつめのこんな方法はいかがでしょうか。まず旦那様に、「なぜ筋肉を鍛えるのが好きなの？」「どんなところが楽しいの？」と筋トレに夢中になっている理由を訊ねてみます。旦那様はきっと嬉々として答えてくださるはず。次に、「そんなに素敵なことなのね！」と共感を示した上で、「私もあなたの素敵な趣味を理解しようと思っているけど、私にも少しだけ時間をくれない？」とお願いしてみるのです。

週7の筋トレタイムのうち、まずは1日譲っていただけたら、美味しいものを食べに行くのはどう？　明日は映画でも観ない？　と、夫婦時間の過ごし方を提案してみます。週7で筋トレに励むより、「たまには夫婦で楽しむ時間があった方が、心も体もリフレッシュできていいな」と旦那様に感じてもらうことができれば、夫婦時間の優先順位も徐々に高くなっていくかもしれません。楽しみをけなしたり、寂しさをぶつけるのではなく、共感と提案のコミュニケーションを重ねていくことによって、フラワーさんの「我慢」も少しずつ解消できるのではないかと考えました。

そして最後にご提案させていただきたいのが、じつは私が一番おすすめする方法です。それは、フラワーさんが「ひとり上手になれる趣味」を持つことです。旦那様が筋トレ中の時間は「ひとりで寂しい時間」ではなく、「ひとりで楽しめる自由時間」と捉えることもできると思います。その時間を活かして好きな音楽を聴いたり、本を読んだり、資格を取ったりするのもいいですね。ひとりでも楽しいけれど、ふたりならもっと楽しい。そう思える関係性の方がお互いの心に余裕が生まれ、自分とは違う部分も尊重し合えるのではないでしょうか。共通の趣味を持っているご夫婦も素敵ですが、異なる趣味を語り合えるご夫婦も、同じくらい素敵だと思いませんか？ 

夫婦人生は、まだまだ先は長いです。寂しさを旦那様に埋めてもらうのではなく、それぞれの好きなことを共有・共感しながら人生を歩んでいく方が、きっと夫婦時間も温かなものになるはずですよ。旦那様の「筋トレ」に負けないくらい夢中になれる「趣味」を見つけられるよう、フラワーさんの興味のアンテナを広げて、ピピッとくるものをぜひ探してみてくださいね。
 

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