誰かのきっかけの手伝いをさせてもらいたい


「夢は、誰かの“きっかけ”になること」と語る工藤さん。これまで自分が色んな人に手を差し伸べてもらいここまで来た、自分のきっかけを作ってくれたから、今度は自分が誰かの「きっかけ」になりたい。その手伝いをさせてもらいたい。と語る、その真っ直ぐな言葉、まっすぐな瞳が印象的です。こんな先輩の存在こそが、映画の中で自分のあり方に迷い、尻込みする高校生たちへの「エール」や「アンサー」のようにも思えます。

「若い世代の人たちは“言わない”じゃなくて“言えない”だと思うんです。そういう環境は大人たちが作ってるのかなぁと。若い世代が何かを発信しようとすると、<違う><駄目>と否定されがちな気がします。まずは一緒に考えてあげてほしいです。
そして僕より下の若い世代に言いたいことは、誰かのせいにだけはしないこと。間違うことを恐れる必要なんてないんです。ミスしてもまだ取り返せる年代だし、逆にミスをしないと次に進めない。むしろミスを楽しんでもらいたいなと思いますね」。

 
 

工藤阿須加(Asuka Kudo)
1991年8月1日生まれ、埼玉県出身。2012年にドラマ「理想の息子」で俳優デビュー。その後、大河ドラマ「八重の桜」「ルーズヴェルト・ゲーム」、映画「ちょっと今から仕事やめてくる」などに出演。2014年の映画「1/11 じゅういちぶんのいち」、映画「百瀬、こっちを向いて。」で第24回日本映画批評家大賞の新人男優賞を受賞。2020年には「連続殺人鬼カエル男」で主演を務め、同年放送のドラマ「教場」に続き翌年「教場Ⅱ」、「緊急取調室4th Season」にも出演した。

 


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<映画紹介>
『アイの歌声を聴かせて』
10月29日(金)全国ロードショー

©吉浦康裕・BNArts/アイ歌製作委員会

ポンコツ“AI”とクラスメイトが織りなす、爽やかな友情と絆に包まれたエンターテインメントフィルムが誕生!

監督は「イヴの時間」、『サカサマのパテマ』などで海外からも注目を集め、アニメーションの新たな可能性を切り拓いている吉浦康裕。自身が得意とする「AI」と「人間」の関係というテーマを、高校生の少年少女たちが織りなす瑞々しい群像劇という形で描写し、圧倒的なエンターテインメントフィルムとして仕上げている。
キャラクター原案には、気鋭の漫画家・紀伊カンナ、共同脚本には、『コードギアス』シリーズや「SK∞ エスケーエイト」の大河内一楼が参加。また、劇伴・劇中歌は「SK∞ エスケーエイト」の高橋諒、「プリパラ」「ドリフェス」の松井洋平が作詞を担当。

ちょっぴりポンコツなAIの主人公・シオンを土屋太鳳が演じ、多彩な楽曲たちをエモーショナルに歌い上げる。もうひとりのヒロインであるサトミを福原遥、幼馴染のトウマを工藤阿須加が演じ、小松未可子、興津和幸、日野聡といった実力派声優も集結!

<STORY>
景部高等学校に転入してきた謎の美少女、シオン(cv土屋太鳳)は抜群の運動神経と天真爛漫な性格で学校の人気者になるが……実は試験中の【AI】だった! 
シオンはクラスでいつもひとりぼっちのサトミ(cv福原遥)の前で突然歌い出し、思いもよらない方法でサトミの“幸せ”を叶えようとする。 彼女がAIであることを知ってしまったサトミと、幼馴染で機械マニアのトウマ(cv工藤阿須加)、人気NO.1イケメンのゴッちゃん(cv興津和幸)、気の強いアヤ(cv小松未可子)、柔道部員のサンダー(cv日野聡)たちは、シオンに振り回されながらも、ひたむきな姿とその歌声に心動かされていく。 しかしシオンがサトミのためにとったある行動をきっかけに、大騒動に巻き込まれてしまう――。 ちょっぴりポンコツなAIとクラスメイトが織りなす、ハートフルエンターテイメント!

<CAST>
土屋太鳳・福原 遥・工藤阿須加・興津和幸・小松未可子・日野 聡・大原さやか・浜田賢二・津田健次郎・咲妃みゆ・カズレーザー(メイプル超合金)

<STAFF>
原作・脚本・監督:吉浦康裕 共同脚本:大河内一楼 キャラクター原案:紀伊カンナ 総作画監督・キャラクターデザイン:島村秀一 メカデザイン:明貴美加 プロップデザイン:吉垣 誠 伊東葉子 色彩設定:店橋真弓 美術監督:金子雄司〈⻘写真〉 撮影監督:大河内喜夫 音響監督:岩浪美和 音楽:高橋 諒 作詞:松井洋平
アニメーション制作:J.C.STAFF 配給:松竹 歌:土屋太鳳 ©吉浦康裕・BNArts/アイ歌製作委員会
公式 HP:https://ainouta.jp
公式 Twitter/Instagram:@ainouta_movie


撮影/Junko Yokoyama( Lorimer management+)
ヘア&メイク/ShinYa(Primal Art)
スタイリスト/壽村太一
取材・文/渥美志保
構成/川端里恵(編集部)