勝手によその家庭を幸せ認定しない、比較しない


車は、週刊誌に撮られたことがきっかけで2年前に買い替えたステーションワゴンを今も乗り続けています。家族みんな、なかなかこの車に愛着が湧かず……。私は車酔いすることが増え、彼に「生き霊でもついてるんじゃないの?」なんて言っています(笑)。 
そんな中、この前車検がありまして。 車屋さんから「次の車どうですか?」って聞かれたんですよね。そしたらパパが「四駆乗りたいですよね〜」なんて言ってるんです。もうすかさず「車検通します。車はまだ買い替えませんし、ダメですよ。あれから2年しか経ってませんからね」って畳み掛けてやりました。今は息子がアメリカの大学にサッカー留学中でいないので、私が目を光らせておかないとです。

 

車に乗ってると、夫はしょっちゅう「この車は腰が痛くなるな」とか言っていて。全然同情できませんよね。最初は、軽トラにしようかと思っていたんですけど、それじゃ家族4人で乗れないからということでステーションワゴンに。以前夫がお仕事でご一緒したマツコ・デラックスさんからも「軽自動車にしなさいよ」って言われていました。私的にはもっと言ってほしかったくらいです。

公になってしまったことは仕方がなかったですけど、夫も私も、みんなに見られている中でしょんぼりしたくないという気持ちが強かったからこそ、ここまでやってこられたんだと思います。負のオーラを纏(まと)っている人とは、誰だって一緒にいたくないですもんね。気持ちの切り替えは大事だったと思います。そういう風に考えていたら、日常が戻ってくるのがすごく早かったです。

こういうことがあると、「ほかの家庭は……」なんて考えたりするのかもしれませんが、私は人と比べることをあまりしません。小さい頃にいっぱい比べてきたので。「なんでうちはお父さんがいないんだろう」とか「なんで離婚しちゃったんだろう」とか。やっぱり友達の家と自分の家を比べると辛いんですよね。

ただ、大きくなるにつれて学んだのは、私が勝手によその家庭を幸せ認定していただけで、その家庭にも何かしらの事情はあったのかもしれないということ。わかりもしない、他人の幸せを羨むなんて建設的じゃないですよね。それに気付いてからは、誰かと自分を比べることはなくなりました。

次ページ▶︎ 4人での暮らしが、どうしたら幸せになるか?

笑顔いっぱいの原田家の家族写真
▼右にスワイプしてください▼