1コクと風味も、きっちり四角な佇まいも、包み紙も大好き。「サヴール」のガトー・ア・ラ・クレーム【おやつアワード2021】

1年365日、ほぼ毎日おやつを食べている、おやつ大好きミモレブロガーの山根亜希子さんが選考委員長として、心に響いた10品を選ぶ「mi-molletおやつアワード2021」。いよいよ本日から山根さんが選んだおやつ10選をご紹介していきます。

簡単に選出の規定を説明すると、2020年12月から2021年11月まで山根さんが食べおやつからセレクト。ただしこの期間に発売になった新アイテムから、というわけではなく、期間中に食べて、山根さんの心を射止めたものであれば、新旧問わず選出しています。

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「mi-molletおやつアワード2021」初日を飾るのは……「サヴール」のガトー・ア・ラ・クレームです！

洋菓子にはいろいろなクリームがありますが、ここ数年は、元々バター自体が好きなこともあってバタークリーム熱が高まっています。そんな中、出会ってしまったのが、バタークリームが主役のケーキ「サヴール」のガトー・ア・ラ・クレームです。

「サヴール」は2020年の秋に東京・田園調布にできたお店。ファッションや家具を手がける「ヤエカ」による洋菓子店です。大好きなバターをたっぷりの洋菓子がいただけるお店ができると知って、オープン前から楽しみにしていました。

いそいそとお店を訪れ、お目当てのガトー・ア・ラ・クレームと対面。可愛い包装紙に包んでももらい帰路へ。早く食べたくて気持ちは逸るけれど、急いでしまってケーキが倒れては困るので慎重に歩きます。

家について、まずは可愛い包装紙にうっとり♡

包装紙は画家の牧野伊三夫さんの描いたイラスト。牧野さんといえば、『暮しの手帖』の表紙画でも有名な方。ああ、可愛い♡　おやつ自体も大好きですが、可愛い包装紙や袋、箱や缶にも目がなくて、見つけると捨てずに保管。サヴールの包装紙も大切に取ってあります。

そして丁寧に包装紙を外し、再びご対面！

ガトー・ア・ラ・クレームは優しいバターの風味とシンプルで洗練された佇まいのケーキ！　バタークリームを使ったケーキが好きな理由のひとつはクリーム自体が少し固めだから、成形されたときにきっちり四角い見た目になるところ。ピシッと整った端正な雰囲気が好きなんです。

断面を見ていただくとわかる通り、かなり厚めのクリームですが、コクはありながらも軽くて、穏やかな甘さの中に塩気が効いているので、ペロリと1ピース食べられてしまいます。口に運ぶと、クリームが滑らかに溶け、ふんだんに使われたバニラビーンズのいい香り。優しい甘さはサトウキビからとれる素焚糖、さりげない塩気は石川県奥能登の塩です。

フレーバーは今回ご紹介したバニラのほかに、コーヒーの香ばしさを感じる少しビターなモカ、生地にラム酒が効かせたラムの3種類が定番。お店への電話注文で、冷凍便での配送も可能だそう。

ちなみにお店の外観や内装、スタッフの方も、ケーキ同様に気取らず、でも上品で。訪れるだけで幸せな気分になりますよ。

 

第１回「コクと風味も、きっちり四角な佇まいも、包み紙も大好き。「サヴール」のガトー・ア・ラ・クレーム【おやつアワード2021】」＞＞

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