遊川和彦さん×松本潤のヤバいドラマ『となりのチカラ』
(1月20日スタート/テレビ朝日系)

『となりのチカラ』(1月20日スタート/テレビ朝日系)(ドラマ公式サイトより)

ティザー映像を観た瞬間、この絶妙に不気味な世界観を表現できるのは、遊川和彦さんしかおらん……と再確認しました。遊川さんは、癖のあるキャラクターを描くのがとにかく上手い脚本家です。『家政婦のミタ』(日本テレビ系)の三田(松嶋菜々子)や、『過保護のカホコ』(日本テレビ系)のカホコ(高畑充希)、『35歳の少女』(日本テレビ系)の望美(柴咲コウ)など数々の曲者たちを誕生させてきました。

 

松本潤さんが演じるチカラも、おそらくかなりやばい役柄になりそう。すでに公開されている映像も、服のままお風呂に入っていたり、ドアの覗き穴からなにかを見ていたり……早速、不穏な空気を漂わせていました。遊川さんの魅力は、ファンタジーのような設定を、日常にうまく融合させるところです。無表情でミステリアスな家政婦・三田も、心が10歳のまま止まっている望美も、生活している舞台はごく普通の家なんですよね。ホームドラマに、奇妙なキャラクターを入れ込むからこそ、より不気味さが際立つ。そのバランス感覚が、非常に優れている方です。チカラは、どんなキャラクターになるのでしょうか。俳優・松本潤の新境地を開拓する作品になりそうです。