尊厳を傷づけられたら、子どものためにも全力で怒る


生活費を家に入れていれば、収入が高ければ、いい役職に就いていれば、パートナーにひどい態度を取って良いことにはなりません。お子さんは親の言動を親が思うよりも見ています。
誤った価値観をお子さんたちに植え付けさせないためにも、もちろん、みっちさんの尊厳を保つためにも「私の尊厳を踏みにじるような言動はやめて!」としっかり怒るべきです。

お金を入れてくれることにはとても感謝している。でも、最低限私を尊重する言動をしてほしいこと。愛しているからこそ私も仕事をしながら家事・育児も全て担っているけれど、それも立派な仕事なのだから軽んじないでほしいこと。「だから何?」と言われるようなら、態度を改めてくれない場合は離婚も考えている、それほど私は傷ついている、と伝えてください。そして、「子どもの教育によくないからやめてほしい」とも。

 

まずは「モラハラ」を自覚させること


酔っ払っている時に暴言を吐かれることが多いようなら、その内容を録音しておいてください。昼間の素面の時に旦那様に聞かせても良いと思います。それでもシラを切るようなら、第三者や双方のご両親も交え、録音をもっての話し合いに進むことも考えてください。
モラハラで、もし離婚となると旦那様も頑張って手に入れた今のポジションを失いかねないし、社会からの見られ方も変わる可能性があることを教えてあげて、モラハラの言動を自覚させてあげることも必要です。

物理的な距離を取るために別居するという方策は、旦那様がさらに羽を伸ばしてしまうことになり、状況が良くなりはしないと思います。みっちさんと子どもたちのためにも、ここは耐え抜くのではなく、戦いませんか?

耐えるのはもう終わり。「NO」の力で現状打破を


何度も申し上げますが、あなたの尊厳を誰にも軽んじさせたり、傷つけさせてはいけません。
“我慢し耐えること”それを許せば、それは自分が自分の尊厳を傷つけていることになるのです。
人に対して何がダメで何が良いかを、お子さんに身をもって教える。見せるのも愛。
そして、それをしっかり“NO”と突きつけることが夫への愛にもなります。
あなたは愛され感謝され尊重されるべき、母であり妻であり一人の女性です。健全な家庭環境の維持のため幸せのために、毅然とした態度で旦那様に接していただけたらと思います。

旦那様が自分の思いやりのなさに気づき、お二人のパートナーシップが少しでも改善に向かうよう、私も心から祈っています!

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取材・文/金澤英恵


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