面接中止校続出、2021年とほぼ同様に


先日、男子御三家筆頭・開成は、異例の追試試験を行うことを発表しました。実施は2月23日。

所定の要件を満たす必要がありますが、この措置は「長い間努力をしてきた受験生の挑戦がコロナで阻害されることがないように」という学校側の英断です。また、追試を実施することで、「体調がすぐれないけれど無理をして受験する」という生徒がいなくなり、結果的に全受験生の利益になるという考えにのっとったものでしょう。開成がいち早く追試の実施を表明したことの意義は大きいと言えます。

ほかにも世田谷学園(追試は2月20日)、実践女子(追試は2月19日)、栄光学園(追試は2月19日)などが追試を表明しています。

また、麻布のように、濃厚接触者になってしまった場合も、発熱がなく検査結果が陰性など所定の要件を満たした場合は別室受験が認められる学校もあります。

神奈川県私立中学高等学校協会は新型コロナウイルス感染者等のために神奈川私立中学校共通追試を2022年2月21日に実施すると発表しています。聖光学院、慶應普通部など23校が参加予定で、合否判定は各校に委ねられます。

 

このような各校の発表をみながら、受験生のご家庭では、最終的に家族や本人がいつまで出社・登校・通塾をするかを慎重に決める必要があります。大手塾は1月後半からオンラインを推奨するところが多いようです。

 

追試を実施すると表明した学校と、いつまで出願できるかを念のため確認しておくのがおすすめです。万が一感染または濃厚接触者になってしまったときに、選択肢があると思うことは心の支えにもなるでしょう。