そこかしこで桜がキレイに花開いていますね♡ 花冷えする日もあるけれど、日中だけ外出する日であればアウター要らず。
そんな今日、ご紹介させていただきたいのが、ツイードのベストスタイル。
ベスト以外はもう何年も愛用しているアイテムたち。とくに、レザーパンツ×ニーハイブーツは、着るものに迷った日に手をとりがちな、作り置きスタイルです。正直なところ、週に2回はこの組み合わせ。でも、ここに「ベスト」というアイテムがプラスされると、ぐぐぐっと新鮮なバランスに。
こちらのベストは、2021年の秋冬にデビューしたばかりの「デパリエ(DÉPAREILLÉ)」というブランドのもの。素材に、そして日本国内生産にこだわった、大人の女性のためのブランドです。大人の女性のための〜という言葉よく聞きますが、デパリエのコレクションからは、色々なものを見て、着てきた、真の大人の女性がおしゃれを楽しめるように――というディレクターの想いを強く感じます。これまで足繁く通っていたセレクトショップや百貨店のミセスコーナーでは、しっくりくる洋服が見つからない、そんな大人の女性には、ぜひ、一度のぞいてもらいたいです。
このツイードベストも、フランスの老舗ツイードメーカーであるショーム(CHAUMES)社のツイードを使用。
さまざまなグレーをベースに、光にあたると上品にきらめくラメが織り込まれています。襟元やサイド、そして後ろにあしらわれたフリンジも華やか。深いVのラインも、顔立ちや着こなし全体をシャープに見せてくれます。ツイードですが、甘さやエレガンスというより、マニッシュやモードな感じがツボ。
後ろ姿はこんな感じ↓
バックのフロント部分に、コンシールファスナーが仕込まれていて、開け閉めでシルエットを変えられるのです。この抜けがあるから、身長152cmの私でも、フリーサイズのベストを着ることができるのかなぁと。
プレスの方は、マキシ丈のAラインワンピースのうえに、このベストを重ねていて、本当に素敵でした。私も、パンツだけでなく、マキシ丈スカートやワンピースとのバランスも楽しんでみたいなと思っています。そうそう、デパリエは、1960年代のパリ6区のムード(当時は、オートクチュールの時代からプレタポルタへの転換期で、パリ6区はその中心だったそう)を落とし込んでいるのだとか。なかなか海外に行けず、寂しい限りですが……。こんな風にパリのエスプリを感じるアイテムを投入して、パリっぽく装うのも楽しいものです。
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