春と秋の羽織りものの定番である、トレンチコート。私は、とってもオーセンティックなアクアスキュータムのトレンチコートを持っているので(このコーナーでもたびたび登場! こちらとか、こちらとか)、あまりトレンチコート“ライク”なものに興味が湧かなかったのですが……
ここ最近、ジャストサイズで購入したアクアスキュータムのトレンチコート(サイズ4)を小さく感じていて。サイズアップしようかなぁ、どうしようかなぁと思っていた矢先に、ドラマティックなこの子に出合ってしまいました♡ じゃん!
こちらは、「1er Arrondissement(プルミエ アロンディスモン)」のもの。オンラインストアのモデルさんの着画ですと、膝丈ですが、身長152cmの私がフラットシューズで着ると、割としっかり長さがあります。
イタリアメイドのタフタ素材を使っていて、ハリがしっかりとあります。そして、光沢も。この光沢が絶妙で、合わせるアイテムによって、ドレッシーにも、スポーティにも見えるのです。不思議(スポーティに見えるverの着回しサンプルは、この記事の最後に)。
いわゆるトレンチコートのディテールは、削ぎ落とされています。肩章もガンバッチも、アンブレラヨークもありません。それでもタイトルを“2枚めトレンチ”とさせていただいたのは、ベージュのロング丈で、合わせるインナーやボトムスを選ばない、ユーティリティ性の高さが共通していたから。
もう一度、引きのお写真を。
袖口にはスナップボタンが配されていて、2段階で絞れます。私は袖口が一番狭くなるようボタンを留めて、ぎゅっと肘までたくしあげてみました。そうすると、ハリのある素材なので、お袖がばふっと膨らみます。これがまたドラマティック。この日のインナーは、タイトめのトップスにマキシ丈のスカート。そのシルエットに合わせて、ウエストリボンもきゅっと結び、ドレストレンチのように着てみました。
もちろん、これからも、ジャストサイズなアクアスキュータムのトレンチコートも着る予定です。でもね、例えば、ボーダー×デニムも、このコートを合わせると、抜群に今の気分にフィットするのです。
この日は、インナーがゆるっとしたボーダーカットソーだったので、コートのウエストのリボンは留めず、着流しました。ただ、このときも、袖は肘までたくし上げ、コートの袖口からボーダーカットソーを出してみました。こうすると、ぐっと抜け感とこなれ感が演出できます。そして、1つめのコーディネートに比べると、なんだか、スポーティに見えませんか?
こんな感じで、トレンチ感覚で着まわせるこの子。一見、シンプルに見えて、ハリと光沢のある素材をたっぷり使っているから、なんだかドラマティック。私には丈が長いかなと思い、ちょっと悩みましたが、この長さもまた、手持ちのトレンチコートとは雰囲気と気分が変わり、結果、良かったなぁと。急に暖かくなったこともあり、すでに、週3で着ていますが、これからもたくさん着ようと思っています。
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