withコロナ時代の安心安全な旅のプランニングとは?


いざ旅に出ようと決めたら、最低限押さえるべきポイントは4つ。

(1)入国条件
まず、行きたい国の入国条件をクリアできているかどうか。これをクリアすることがスタートラインです。日本をはじめ、世界中どこの国・地域も刻一刻と状況が変わっているので、外務省はもちろんのこと、行く予定の国の大使館情報などはこまめにこまめにチェックしましょう。なお、出国できても、日本への入国はワクチン3回接種していない人は自宅待機(隔離)期間があります

(2)航空便
一時よりは増えたとはいえ、以前は毎日就航していた便が、今は週3・4本になっているところが多いです。状況によって欠航になる場合もあります。航空便の発着に合わせたスケジュールを検討しましょう。

(3)キャンセル規定
体調不良で旅行に行けなくなったり、航空便が欠航・変更になったりと、まだまだ不慮のキャンセルが考えられます。キャンセル規定は、航空券、ホテルによってもルールが違います。払い戻しがあるかどうか、いざというときのためにキャンセル料や規定は必ず確認を。

(4)海外旅行保険
いざというときのための保険の重要度はますます上がっています。ハワイの医療費が高いことは有名です。コロナによる通院やキャンセルサポートの保険も出ているので、保険加入は必須と言えるでしょう。

 
 

旅行として個人で手配することももちろん可能ですが、普段はネットで自力手配している人も、パッケージツアーや旅行会社で手配を依頼するのが安心です。航空便の欠航や変更、コロナ関連の保険などにも対応しているなど、メリットは大。

 

ワクチン接種者対象のモニタープランなどもあるため、安心感の高いものから選ぶのもありでしょう。

「ワクチン接種者モニタープラン」とは?(HISの場合)
・日本国内で新型コロナウイルスのワクチンを渡航先への入国時に必要な回数接種を終えた方を対象にしたプラン
・帰国後アンケートおよび旅行中の写真を提供
・次回の海外ツアーが1名につき1万円引き(大人同伴の2~12歳の子供は一律5000円引き) など

欧米に比べると出遅れていた日本人の海外旅行解禁ですが、徐々に近づいてきています。ただ、コロナ前に比べ、予測できないことが多いこともたしか。日本への帰国(入国)のためには、72時間以内の陰性証明書が必要となりますが、旅行会社を通して現地でのPCR検査を手配できるなど、確実な情報収集、安心な旅行のためにも、旅のプロの力を借りた方が安全です。

待ちに待った久しぶりの海外旅行が、もうそこまでやってきているようです。


構成/佐野倫子