最も溜まりやすい「グレーゾーン」の紙たちの仕分け法


でも、「確認して捨てる」というのは、言うなればグレーゾーンの紙たちです。要るのか要らないのか、すぐに判断できない紙ということです。

例えば、銀行などの金融機関から「重要なお知らせ」と書かれた封筒がよく届きますよね。一見、「金目の紙」にも見えます。そういうグレーゾーンの紙が届いた時に、最初にするべきことは何だと思いますか?

答えは、「封を開ける」こと。これ、当たり前のようですが、意外にできていないです。

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封も開けず「重要って書いてあるから」と、そのまましまいこんでしまう方がいらっしゃいます。「読んでもよくわからないから」「とりあえず置いておけば失敗はしないから」と、見て見ぬふりをして判断を保留してしまうのです。

でも、中身を把握せずに保管しても意味がありません。もしそれが本当に大事な紙で、いざ必要となった時に、それがどの紙なのかわかっていなければ使えません。封を開けずにしまいこむことは、家に無いも同然です。

だから、グレーゾーンの紙が届いたらこうします。

① まずは封を開け、一枚ずつ中身を読む
② 締め切りがあるものは、スマホなどのカレンダーに書き込む
③ その紙、あるいは情報を残しておく必要があるかどうかを判断する
④ 紙も情報も残さなくてよいなら捨てる。紙は不要だけど情報だけ必要ならデータ化
⑤ 紙として残しておく場合は、ファイリングする
 


金融機関からの封書も「中を見てから」判断


金融機関からの紙だからと言って、必ず必要なわけではありません。
銀行や保険会社からも重要と書いた紙が色々届きますよね。それも、まずは必ず封を開けて中身を確認します。中身を見ると、内容変更のお知らせや、新しい保険への加入など、ただの「お知らせ」であることが多いと思います。「お知らせ」は一読すればもう要らないので、即捨てられます。

新しく保険に入った場合は、大事そうな紙が届きます。丸々一式残しておられる方が多いのですが、保険関係で必要な紙は「証券」だけです。実は、約款も要りません。

加入した保険会社のホームページを見てみてください。何々保険の約款というデータがあると思います。あることを確認できれば、紙として自分が持っておく必要はありません。