ブログはたいてい「プロダクトアウト型」


マーケティング用語に「プロダクトアウト」と「マーケットイン」という二つの商品開発の考え方があります。

・作り手が得意を生かして、良いと思ったものを提供するのが「プロダクトアウト」
・顧客のニーズに基づいて企画し、提供するのが「マーケットイン」

です。どっちが優れていて、どちらがダメということではありません。両方の発想をもつことが大事です。

 


ブログやSNSなどWEB発信に置き換えてみると、発信はたいてい「プロダクトアウト」です。つまり、自分のできることを自分のタイミングで提供しています。

そこに「マーケットイン」の発想を足してみましょう。みんなの見たいものをみんなの見たいタイミングで提供するのです。


文章はギフト。受け取った人を喜ばせて



マーケットのニーズ、つまりは読み手のメリットを優先すると、余計な「自分ブロック」を外すことができます。「私、すごいもの作ったから見て!」というプロダクトアウト型の発信が苦手な人は、自己顕示欲や承認欲求が前に出過ぎるのが苦手なんだと思います。でも「読んだ人を喜ばせたい、楽しんでほしい」というマーケットインの発想ならどうでしょう? ストレートにアピールできそうじゃないですか。

文章はギフトと冒頭に書きました。「私なんかが」「つまらないものだけど」「興味ないと思うけど」などと余計な前置きでたくさん包んでしまったら、受け取った人も素直にリアクションしづらいもの。喜んでもらうには、今欲しいものをリサーチしたり、試作を重ねたり、素敵なラッピングで包んだり、努力も必要です。でもせっかくお渡しするなら、ベストなタイミングで、自分でも満足のいく完成度の高いものを! ぜひ自信を持って届けてくださいね。


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撮影/塚田亮平
イラスト/川端里恵

 

 


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