ファッションエディターの発田美穂さんが、大人世代におすすめしたいアイテムやコーディネート術、テクニックをご紹介します。


いよいよ暑くなってまいりましたー! そのこと自体はとってもうれしいんですが、マスクと暑さのせいで常に呼吸が浅く、ゼエゼエしている発田です。地下鉄表参道駅の、バレンシアガ前の出口に上がるときとか、息切れがひどすぎます。(ピンポイントネタ、すみません!)深呼吸、深呼吸。

さてさて。今回は私がこのところ気に入っている色合わせについて、です。夏になると、毎年モノトーン率が上がるのですが、最近多いパターンがこんな感じ。

ブラウス/デパリエ パンツ/カオス バッグ/ロエベ 靴/マノロ ブラニク

って、ぜんっぜん関係ないんですけど、いつも「マノロ ブラニク」って入力しようとすると、私のMac君は必ず「ブラ肉」って変換してきます。ちょっとちょっと。それってブラからはみ出る背肉のことなの? キーボードを打っている人に応じて予測変換をするほど、最近のMacは賢いの?

 

冒頭から話が逸れ過ぎです。

そう! 同じモノトーン配色でも、上=トップスが黒、下=ボトムスが白、の組み合わせに凝っているのです。その逆、例えば上は白Tで下に黒パンツ、みたいなパターンって多いと思うのですが、そして、それはそれで私も大好きなのですが、こんな風に上下を逆転させるだけでぐーーっとモダンな雰囲気に。

やっぱり、顔の近くに締め色の黒がくる効果なのかなあ。確実に上半身の印象がシャープになりますもんねー。

あとはやはり、「白のボトムス」そのものが持つ威力な気がしています。白のパンツやスカートって、本当に多く見かけるようになりましたが、なんだかいまだにちょっと“特別なもの”っていう印象があるのかも。白は汚れやすい→白は贅沢→白をボトムスで取り入れるスペシャル感、みたいな。

スカートの日にも、この上下逆転ルールは使えます。

ノースリT/ユニクロ スカート/エブール ペンダント/マリハ バッグ/ザ・ロウ サンダル/ティキーズ

前述のパンツスタイルは、ブラウスのデザインが凝っていたことも華やぎ要素になっていましたが、こちらのスカートスタイルはごくごくシンプル。まあ、言うたら、単なるワンツーコーデです。でもやっぱり、“上ブラック×下ホワイト作戦”により、シャープさと華やかさが共存した感じになれるのです。この配色、使えるわあ。

そうそう先日、友人とのごはん会にもこんなスタイリングで行きました。白TシャツだといかにもTシャツです! っていう感じになりますが(そのまんま!)、黒Tシャツを選んでアクセサリーなどを盛れば、なんとなくそれらしい感じに。

親しい友人とカジュアルなお店で、しかも仕事帰りに集まるごはん会だから、大げさじゃなく、やりすぎにならず、でも少しだけおしゃれ感を出したい。そんな気分にも“上下逆転モノトーン”がぴったりでした!
 

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