●仲直りするための条件3:仲違いをした当時よりも、お互いが成長している
やはり仲良かった友人と仲違いをするのには、それなりの原因があります。それをクリアできるくらいお互いに成長していないと、たとえ一時期、仲が戻ったとしても、また関係が悪化し、離れることになるでしょう。

たとえば、「相手が自分に対して嫉妬してくるのが嫌で、距離を空けた」というパターンの場合は、再会したときには、相手が自分と比べない性格になっていないと、同じことを繰り返しやすいでしょう。

またどちらか一方だけが成長しているだけだと、「相手は良くも悪くも、昔と変わっていないから、もう合わないなぁ」と感じてしまうことがあります。
結局、いくら昔は仲が良かったのだとしても、“今の自分”と“今の相手”の相性が良くなければ、うまくいかないのです。

 

縁が切れても、仲直りしても、意味はある!


人との出会いは、人智を超えたものがあるので、必ずと言ってもいいくらいに何かしらの意味があります。
縁がまたつながるパターンだけでなく、切れる場合にも意味はあるし、そこには、「自分が成長したから」というポジティブな理由があることもあれば、「まだ学びきれていないから」といったネガティブな原因があることもあります。

つまり、単に「関係が復活したからいい」というわけではありません。「お互いに成長したから仲直りする」ケースだけでなく、「お互いに学びきれていないから、悪友との関係が復活する」こともあり得ますしね。

仲直りするにしても、しないにしても、そこにある意味を見つけ、「今の自分の在り方」を客観視したり、今後の人付き合いに生かしたりすることが、大切なのでしょう。
きっと「それを学ぶために出会ったご縁」のはずだから!
 

 

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