3:ファンデーションはカバー力と輝きの種類がアップデート

 

「この秋、劇的に進化を遂げた」と3人が口を揃えるのがファンデーション。

「ちょうどいいカバー力のものが増えましたよね。カバー力が強過ぎる場合、使い方を間違えると老けた印象になってしまう。コロナ禍になり、各社ファンデの“落ちない&くずれない技術”が発達しましたが、“もうそろそろマスクを取るかも”というフェーズに入り、もう一歩進んで自然で軽やかに見えるもの、テカリに見えないくらいの上品なツヤ感のものが多く出てきました」(長井さん)

松本さんは「カバー力の解釈がブランドごとに変わってきた点がポイント」だと話します。

「シミをしっかりカバーしたいのか、透けるような自然な色づきで、パール感によって気になる箇所をボカしたいのか、マットで端正な肌に近づきたいのか。各社から様々なタイプが出てきているうえ、多くの人にとって作り込むだけではないミニマムな肌作りも当たり前になってきて、私も周囲の人も“マスクを取ったあと、どういう肌になりたいか?”を真剣に考えるようになりました」(松本さん)

輝きの進化は、ミモレ世代特有の肌悩みもカバーしてくれます。

「輝きが増すと、光の効果でパンッと肌にハリが出たように見えるんです。陰影で立体感が出ることで、メリハリも生まれます。新作ファンデはテクニック要らずで若々しい印象になれるものばかりですよ!」(永富さん)
 

 

4:夏から新作続々! モードにシフトしたネイルカラー

 

RMKやジル スチュアートのネイルが全面リニューアルするなど、夏からの大きな変化の波の一つがネイルカラーです。秋冬は特にダークなカラーが多く登場しました。

「マスクで顔が覆われることもあり、“爪に色が戻ってきた!”と感じます。といっても、くすみカラーやアースカラーなど、肌なじみがよく洗練されたカラーが多かった印象です」(永富さん)

「近ごろは、大人の手もとに似合うモードなカラーが次々と出てきています。控えめなヌーディカラーを選ぶ人も多いですが、じつは手もとが締まらず老け見えの原因になることも。大人ネイルでは、手もとが締まる新しいおしゃれなカラーを試してほしいですね」(長井さん)

色だけでなく、各社環境に配慮した成分にもますますこだわるようになっています。

爪や環境に優しい作りながら、何ひとつ諦めない。それどころかいままでにないひねりのきいた色が勢揃い。ネイルがますます自由になっている気がします」(松本さん)


いかがでしたか?  40代の年齢にあったメイクアイテムのトレンド、気になるものはあったでしょうか? 次回は、大人肌にぴったりのスキンケアのトレンドのまとめをお届けします!


第2回「【2022秋冬】スキンケア&ヘアケアのコスメトレンドをチェック!」>>

第3回「【2022秋冬ファンデBEST5】カバー力があるのにナチュラルな質感で、40代の肌を劇的に変える!」>>

第4回「【2022秋冬アイシャドウBEST5】40代が洗練された目もとを作るなら、断然4色パレットが狙い目!」>>

第5回「【2022秋冬リップBEST5】40代の顔立ちが明るくなるのはベージュベースのリップ! 」 >>

第6回「【2022秋冬ネイルBEST3】手肌のくすみも払拭してくれる。40代は「くすみ&ダークカラー」に決まり! 」>>


※初掲時、記事中の名称に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。


撮影/伊藤泰寛
取材・文/中田絢子
構成/常松静香、國見 香