まずは、友達よりも、「自分の世界」を作ろう


常に、誰かと会っていることを好む人がいます。そういう人は、「他者を通じて、自己を認識する」傾向があります。
だから、他者と会う必要性を人一倍感じてしまうのです。極端なことを言えば、人と会っているときに、「自分が存在する」と感じるからです。

そんな人ほど、日頃から自己と向き合い、“自分の存在”を認識できるようになると、もっと心が楽になれるでしょう。
そうすると「自分の世界」ができてくるので、孤独であることも愛せるようになります。

また、夢中になる趣味ができると、わざわざ「友達が欲しい」とは思わなくなることも少なくありません。何かに没頭するときは、寂しさを感じにくくなるからです。
さらに、「自分1人でも幸せになれる」から、誰かのことを幸せにできる余裕が出てきます。
逆に、誰かに幸せにしてもらおうと思っていると、自分の幸せのために相手を利用してしまうところがあるので、それでは友達ができにくいし、できたとしても関係を壊しやすいでしょう。

 

1人でいることも楽しめるように


個人的には、「友達は無理に作るものではない」と考えています。ご縁がある相手は、自然と出会い、惹かれ合うことが多いし、やはり相性はあるので、無理に相手に合わせて仲良くしても、関係は続かないし、疲れてしまうでしょう。

特に「親友」と呼べるような、心を通わせられる相手との出会いは、やはり人知を超えた運命的なものがあると感じています。利害関係がなくても、ただただ「会いたい。話したい。一緒にいたい」と思えるのって、ある意味、“プラトニックラブ”みたいなものですしね。

友達を作ろうとするのは悪いことではありませんが、それよりも、まずは、1人でも楽しめるようになったほうがいい。
そういう人でいたほうが、結果的にいい友達ができやすかったり、いい関係を築きやすかったりしますよ!

 

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