いい方向に変えた人5:自分の子供


・子供に「親にしてもらった」という感覚になっている。
・母が少しネグレクト気味だったので、子供と一緒に過ごす時間は、自分の幼少期をもう一度過ごしている気持ちになる。
・大人になった娘に学ぶことがある。彼女は私の背中を押してくれ、思考をいい方向に変えてくれる。
・良くも悪くも、子供を持つことで、“自分でも知らなかった自分”が出てきたり、色々な感情を味わったりしている。

など。

「親になる」ことほど大きな人生の転機はない、といっても過言ではないでしょう。
否応なしに守らなくてはいけない存在ですし、子供がいるかいないかで、人生は大いに変わります。
自分が子供を育てるだけでなく、逆に学ぶこと、教えてもらうことも多いでしょうし、子供は“女性(男性)を母親(父親)にし、強くさせる存在”だと感じます。

 


出会っちゃったら、否応なく始まる「運命の関係」


個人的には、やはり人生を変える存在との出会いというのは、「深いご縁」を感じます。
「子供ができたら、変わらざるを得なくなる」のと同じように、縁のある相手、存在と出会ってしまうと、否応なく「関係が始まる」ところはあるのではないでしょうか。

個人的に、深く心を通わせるような恋愛をした相手や親友との“初めての出会い”を思い出してみると、まるで「生まれる前に決めてきたのではないか」と思うくらいに自然に関係が始まったことが多いです。しかも、「そのときがベストだった」と思えるような必然性のあるタイミングで出会っているのです。だから、“人智を超えた力”すら感じます。

「ペットとの出会い」も運命的


それでいうと、「ペットとの出会い」も運命的なものがあるかもしれません。ペットの存在によって変化する人は、少なからずいます。
私の周りには、特に動物を飼う気がなかったのに、殺処分される一歩手前のワンちゃんと出会い、悩む猶予もなく飼うことを決断した人がいます。
その結果、犬を飼える家に引っ越し、生活がガラリと変わり、今ではそのワンちゃんが“自分にとってかけがえのない家族”になっているのです。

そういう私も、ある日、ペットショップにぷらっと寄ったときに、「飼え! 飼え! アピール」をしているセキセイインコを見つけ、なぜだか飼うことを決断しました。
そのとき不思議と、「あぁ、(縁のある存在と)出会っちゃったら、関係が始まるしかないんだな」と感じたのです。
タイミングもよく、その数ヵ月後にはコロナが流行し、外出しにくくなったのですが、彼(セキセイインコ)の存在が私を癒やしてくれました。

たった20センチほどのセキセイインコによって、毎日の生活だけでなく、私自身も変わりました。
たとえば、「こんな小さな鳥でもハートがあること」に気づき、それまでは、毎日、なにかしら肉料理を食べるほどの肉食好きだったのですが、色々な現実が見えるようになり、ほとんど食べなくなりました。なによりも、いつも“自分らしさ全開”の彼を見ていると、「自分自身(自分の心)と一致した生き方とはなにか?」というのを学べるのです。
たった一羽の小鳥で自分がこんなに変わるとは、思ってもみませんでした。

これからも「人生を変えるような出会い」は、誰にとってもあるでしょう。逆に自分が他の人(存在)に何か大きな影響を与えることだってあるかもしれません。
豊かな人生を歩むためにも、いい出会いをキャッチできる自分でありたいし、出会った人に「会えてよかった」と思ってもらえるような人でいることを心がけたいと思うものです。

 

前回記事「「なぜ、あの人は“人生の道“を誤ったのか」選択を間違える大人の傾向」はこちら>>