高齢者の事故と言えば、お餅などを詰まらせる「窒息」、つまずいて転ぶ「転倒」、お風呂で溺れる「溺水」の3つが、交通事故よりも多い三大事故と言われています。高齢になると俊敏な動きができなくなり、些細なことが事故につながってしまいます。今回の相談者・さやかさんも、自分が勧めたフライパンが原因で、母親が負傷したと後悔しているようです。話を聞いてみましょう。

 


一人暮らしの母が完治半年のやけどに!?


78歳になる母親は、父と死別して早2年。膝が痛いのでかばうような歩き方をしていますが、それでも身の回りのことは自分でできています。食事は一人暮らしになって作る量が減ったと言うので、母親には古くて重い大きめの鍋類は思い切って処分し、キッチンミニマリストになることを提案しました。

調理の際に小ぶりな鍋やフライパンを使えば早く熱が通りますし、ガス代の節約になるかもしれません。また、よりコンパクトに納めるために、取っ手を取り外しできるタイプも良さそうだと、率先して買い替えを促しました。

そんなある日、母がいつものように野菜炒めを作っていたところ、新たに買った小さなフライパンが五徳から傾き、足に落ちてきたとのこと。高齢ということもあり、機敏な動きができずに料理とフライパンをもろに足にかぶってやけどを負ってしまいました。

結局完治するまでに半年ほどかかってしまい、自分が選んだもので母に怪我をさせてしまったと後悔は募るばかりです。そこで同じようなケースはないかと【フライパン 事故】で検索してみると、小型のフライパンに関する事故の注意喚起がたくさんヒットしました。

高齢の母には、やはり小型のフライパンを勧めるべきではなかったのでしょうか。事故を防ぐための方法があれば教えてください。
 

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