今年2月3日、キャサリン妃が、チャールズ皇太子&カミラ夫人とご一緒の公務に登場されました。それぞれお忙しい皆様にとって、これは実は珍しいこと。大学でアート史を専攻し、公務でもアートやクリエイティブ関連の熱心なサポートをしてこられたキャサリン妃に対し、同じく芸術面で多大なる活動をされている皇太子と夫人から、合同での公務を提案されたそうです。
この日のお仕事内容は、チャールズ皇太子が設立された、教育慈善団体「プリンスズ・ファウンデーション」がサポートをしている、教育機関の視察。伝統芸術を中心に学ぶ、生徒達や指導者達とお会いになりました。
滞在中、生徒がデザインした洋服や完成までの行程にも興味を示されていたキャサリン妃でしたが、この日のご自身のファッションにも、実はちゃんと意味が込められていました。

日頃からTPOを考慮することはもちろん、「どなたと一緒か」も洋服を選ぶ上で重要な要素です。その甲斐もあって……と私は言いたいのですが(笑)、キャサリン妃はご結婚以来、義理のご家族と揉めたという話はほぼ無し。
パレス内部の真実こそ知る由もないですが、キャサリン妃が、いわゆる義理のご家族、ロイヤルファミリー内の先輩女性方を常に気遣っていらっしゃることは明らかです。
では、キャサリン妃流、義理の家族と円満な関係を維持するべくファッションをご紹介します。
 

 


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チャールズ皇太子&カミラ夫人夫妻との最新3ショット

2022年2月5日、ロンドンのアートセンター(トリニティ・ブイ・ワーフ)を訪問。 ワンピース/キャサリン・ウォーカー クロスボディーバッグ/マルベリー 靴/ジャンヴィト・ロッシ 写真:代表撮影/ロイター/アフロ

こちらが先週のキャサリン妃と皇太子ご夫妻です。
グリーンのセットアップをお召しになられたカミラ夫人。ぺプラムにタックスカートと、若々しさが感じられるデザインに、キャサリン妃との公務を意識されているように感じられます。

一方のキャサリン妃は、チャコールグレーに、黒の襟が付いたワンピースに、黒のクロコの型押しミニバッグ、タイツに太ヒールパンプスというシックな装い。夫人に敬意を示すように、色味を抑え、シルエットでは程よく華やかさがあるワンピースをお選びに。クロコの型押しなど小物でアクセントをつけつつも、全体の印象はシックエレガンスにされています。
ロイヤル定番カラーのブルースーツのチャールズ皇太子を含め、3ショットで並ばれた際の色バランスをみると、キャサリン妃があえて控えめにされたことは明らかです。

では、想像しただけで緊張しそうな、義理の祖母エリザベス女王とご一緒の公務でのキャサリン妃ファッションは?
 

コロナ禍前、最後に女王と公務をご一緒された時にも、実は同じワンピースを着用

2019年3月19日、ロンドン大学キングスカレッジを訪問。ワンピース/キャサリン・ウォーカー 帽子/ロック&カンパニー ハッターズ クラッチ/マルベリー 靴/ジャンヴィト・ロッシ 写真:代表撮影/ロイター/アフロ

今から3年前、初めてエリザベス女王とお二人だけで公務にのぞまれた際のキャサリン妃ファッションがこちら! なんと今回と同じワンピースだったんです。このワンピースが初めてお披露目されたのがこのとき。

エリザベス女王のアイコンカラー、フーシャピンクを完全に引き立てるべく、このワンピースを選ばれたキャサリン妃。ダイアナ元妃も愛用されていた、ロイヤルスタイルの鉄板ブランド、キャサリン・ウォーカーのもので、チャコールグレー×黒のバイカラーがアクセントやシルエットが、ガーリーかつ若々しさが感じられるデザイン。更にお帽子を加えれば、完璧な”控えめロイヤル・スタイル”の完成です。

2月6日は、女王が君主として即位をされた記念日であり、しかも今年は70周年という大きな節目の年。その前日に行われた、皇太子ご夫妻とのご公務に際し、ご一緒できない女王への想いと敬意を込めて、あえてこの時のワンピースを選ばれたのだろうと推測しています。

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