33万人フォロワーを誇るYouTube「GOROGORO KITCHEN」のMamikoこと井筒麻三子さんが、パリ暮らしの魅力を伝えます。
 

パリに暮らすようになってから、自然と花を飾ることが日常になりました。ただ、生け花やフラワーアレンジメントといったお花のレッスンは受けたことはないのです。なので上手に活けるための花選びだとか、花と花瓶のボリュームバランスといった専門的なことはプロの方に聞いていただくとして。今回は私なりに考えついた、初心者でも上手に花を飾るための我が家流テクをご紹介しちゃいます。

 

「お花を買ってもうまく生けられない」という声をよく聞きます。その気持ち、とってもよくわかります! 私も昔は、1束1000円なんていう花を買って生けてみても、イマイチうまくまとまらない……と感じることばかりでした。やっぱりお花屋さんの素敵なブーケのようにするには、お金をかけないと無理なんだろうな〜と。

 

しかし習うより慣れよとは言ったもので、花を毎週買うようになって、あれこれ試しているうちに、なんとなくコツがわかってきた気がするのです。私が思う一番大事なポイントは、“思い切って茎をバッサリ切る勇気”。

花全体をグルグル回してスパイラルになるようにし、その後一度また全体を取り出して、花が飛び出ているものは他と高さが揃うよう、茎を下から引き下ろして短くカットし、調整してます。

何じゃそれ〜! と思うかもしれませんが、私が今までよく見てきた残念な例の多くが“買ってきたそのままの茎の長さで生けて、バランスが悪い”状態。かくいう私も、切っちゃったらもう戻せないから……と、以前は躊躇していました。

でも毎週買っていると、「まあ切りすぎても、来週にはまた違う花だし」という気持ちになり、段々と勢いよくカットするように。すると、ちょっと短くしすぎた? なんて場合でも、すっきりまとまってくれることに気づいたのです。

一般的な生活をしている私たちが持っている花瓶って、大概はそんなに大きくなく、コンパクトなことが多いですよね。でもお花屋さんで売っている花は、色々な場合も想定しているだろうし、茎は長く保たれている。なので、手持ちの花瓶のサイズ感に合わせて茎をしっかりカットするのが大事なんだろうな〜と。

茎をしっかりとカットすると茎の水揚げもよくなるようで、長持ち度もややUPする気がします。


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井筒さんが活けた花いろいろと、お気に入り花屋さん
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