1月14日より、藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)さんを主演に迎え実写ドラマがスタートする『ハマる男に蹴りたい女』。気になるあらすじとその魅力に迫ります。


エリート会社員から下宿の管理人に!?


大手飲料メーカーで商品開発を担当、家(タワマン)に帰れば愛する妻がいる……そんな自分が思い描く“完璧な人生”を送る設楽紘一。

 

 

けれど、強引な仕事ぶりによって事実上のリストラに遭い、さらに妻からは愛想を尽かされ離婚を突きつけられてしまいます。

こうして仕事と家庭を一気に失った設楽は、転職活動中の生活のつなぎとして下宿「銀星荘」の管理人として働くことに。

 

この男、とにかく〇〇につき


不幸続きの設楽に思わず同情してしまいますが、この男、近年の恋愛漫画では珍しいほど冒頭からとにかく失礼。例えば、「銀星荘」の住人・西島いつかに初めて出会った時は勝手に先走った結果……。

 

ですが、初対面でこんな暴言を吐かれたいつかもたじろぐことなく、毅然とした態度で設楽に接します。

 


奇妙な巡り合わせから生まれるのは


このままギスギスした「一つ屋根の下」を繰り広げる勢いの設楽といつかですが、実はこの2人は以前に会ったことがあるのです。

今でこそWeb制作会社の若きエースとしてバリバリ働くいつか。そんな彼女が3年前に初めて大きなプロジェクトを担当した際のクライアントが設楽でした。

 

仕事に一切の妥協を許さない設楽のストイックすぎる姿勢が、いつかの自尊心をひどく傷付けてしまいます。その日から当時のことをずっと根に持っているいつかでしたが、設楽は何も覚えていません。

因縁の相手が自分に献身的に仕えている……なんとも奇妙な巡り合わせにいつかが思うことはただ一つ。


蹴りたい、殴りたい、その先に芽生える感情


嫌いな相手を目の前にしたとき、いつかと同じような感情を抱く方が多いことでしょう。蹴りたい、殴りたい、引っぱたきたい……と静かな怒りを感じるいつかでしたが、なぜか怒りとはまた違う感情が彼女を襲います。

 

感情のバグとも言うべきか、説明ができない衝動に戸惑ういつか。一方で設楽も管理人勤務の初日に暴言を吐いてしまったことから、彼女はとんでもなく気まずい相手。

けれど、生活を共にするうちに、どうしても意識せざるを得ない……そんな不思議な感情が互いに芽生えていきます。

 


理解できない感情、意表を突かれまくりな恋愛模様


このまま一気に距離を縮めて甘い同居生活が始まるのかと思いきや、そうはいかないのが『ハマる男に蹴りたい女』。

 

大嫌い、なのになぜか目が離せない……恋愛漫画やドラマでよく見かける展開から始まるのに、ページをめくるたびに「そうきたか!」とジタバタしたくなり、いつかと同様に“せりあがる熱”にやられてしまう。そんな意表を突かれまくりな恋愛模様が本作の魅力です。

ぜひドラマ放送前に原作をチェックしてみてはいかがでしょうか。

 

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<作品紹介>
『ハマる男に蹴りたい女』
天沢 アキ (著)

設楽紘一(したらこういち)31歳。完璧なエリート人生を歩んでいたのに、ある日、事実上のリストラに遭い、妻にも出ていかれてしまう。職も家も妻も失った彼は、再就職先が決まるまで、とある下宿の管理人をすることに。だけど古株住人のいつかと、最低最悪な出会いをしてしまい、それから彼女に、いろんな意味で振り回される日々が始まって…!? エリート人生から転落した男の「らしくない」下宿の管理人ライフ!


<作者プロフィール>
天沢アキ

「Kiss」2014年8月号掲載の『ラブリラン』第1話で漫画家デビュー。初掲載が連載作品という異例のデビューとなる。1か月分の記憶を失ってしまった主人公が二人の男性の間で揺れ動くラブコメ『ラブリラン』はテレビドラマ化もされ大ヒット。現在は「Kiss」にて『ハマる男に蹴りたい女』を連載中。
Twitter:@aki_amasawa