2人の絆が「愚痴」なら、愚痴の根を断つしかない


逆に、mikimouseさんの褒め言葉に触れた旦那様が、女友だちが語るあなたの愚痴に対して、「いやそこまでじゃないよ、うちの奥さんも最近変わったよ」と、ムッとしながら反論することだって考えられます。そうなればお互いに必要でなくなり、次第に会う機会も減っていくのではないでしょうか。

男性が失ったプライドは感情の“さざ波”のようなもので、何度も褒められたり、信頼されたりすることで少しずつ戻ってくる。そんなこともあると思います。そうして少しずつ傷が癒えていけば、女友だちと居るよりmikihouseさんと居る時間の方が満たされていくのではないでしょうか。旦那様と女友だち、2人の絆が愚痴なのであれば、愚痴の根を断つしかありません。

 

お互いの趣味に寄り添って、2人の楽しみを増やす


その上で、お2人の共通の趣味を探すこともおすすめします。ご主人の好物をつまみながらサブスクでご主人の好きなドラマや映画を一緒に観るとか、夫婦で月1回でもいいので散歩をすることを日課にするとか、娘さんたちも含めて旅行に行くとか、2人ができる運動をしてみる、ペットを飼うなど、2人で新しい共通の趣味を探す、もしくは、お互いの趣味に寄り添う。

mikimouseさんが旦那様の畑に一緒に足を運んでみたり、旦那様の野菜作り以外にも知っているようで知らない趣味に付き合ってみたりして、2人で話すうちに意外な目覚めがあるかもしれません。そこに、寄り添う努力をお互いにしていくことで、2人の新たなこれからの人生の楽しみが増えるかもしれません。

ご夫婦の穏やかな関係を取り戻せるのは、mikimouseさんしかいません。最初は腹立たしいかもしれませんが、今は旦那様を責め立てたり、無理に引き剥がそうとするのではなく、女友だちが呆れるくらい、旦那様に理解を示し、歩み寄り、素敵なところを褒めてあげて、少しずつ心の距離をつめて信頼を戻していってみてくださいね。お2人の穏やかな生活が戻ることを、私も心から祈っています……!

<お悩み募集>
「アン ミカ流セカンドステージ学」では読者の方のお悩みを募集しています。恋愛、パートナー、家族、仕事、健康……悩んでいることをアン ミカさんに相談して、自分のセカンドステージを考えてみませんか?

相談フォーマットは選択と記述のアンケート形式になっています。採用されたお悩みは、アン ミカさんが一言一句丁寧に読んで分析し、真剣に回答してくれますよ!
行き場のない気持ちを共有いただいたり、ささいなお悩みでもぜひご相談ください。みなさんのご応募、お待ちしています!

※ 採用されたお悩みの中から、アンミカさん著作の書籍に掲載させていただく場合があります。お悩みの内容は一部省略、編集させていただきますことをご了承ください。

アンミカさんの人気記事一覧
・依存してくる母と距離を置いてしまいました…アン ミカさんが考える母娘とは

・ベッドで彼が元カノの名前を呼んだら……アン ミカさんのかわいい対処法は?

・上から目線で解雇された夫……アン ミカさんが考える“今やるべきこと”とは?

・アラフィフです。恋が叶った経験がありません……アン ミカさんの叱咤激励とは?

・仕事にしたい好きなことが見つからない……【アン ミカさんが愛のムチで回答】
 

取材・文/金澤英恵


前回記事「「話し合い」が苦手なカップルが、結婚に前進するための会話のヒントは?【アン ミカさん】」はこちら>>