【大阪うまいもん土産】食のプロがトランクに入れて持ち帰ってきたもの、全部公開!_img0
写真:Shutterstock

先日、出張で大阪に行ってきました。大阪はコロナ下になるまでは、年に1度必ず訪れていた大好きな街。いつも都心の人気タウンのお持ち帰りをご紹介していますが、今回は、番外編・大阪からトランクに入れてお持ち帰りした“うまいもん”をご紹介します。

 

出合いは20年以上前。大阪に行くと必ず買う絶品おこわ

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とん蝶¥378

今から20年以上前、新人編集者だった頃です。怒涛のファッションスナップ撮影を終え、新大阪駅でうろうろしているときにお土産屋さんで見つけたのが、大阪の老舗和菓子屋「絹笠」が作る、おこわ「とん蝶」でした。

蒸したもち米に大豆と塩こんぶ、そして小梅が飾られたシンプルなおこわなのですが、これが究極のおいしさ! 冷たいまま食べてもおいしいですが、家に帰って蒸しなおして食べるともっとおいしい! 何しろもち米ですのでかなりの重さになるのですが、家族みんなが好きなので最低でも5つは買って、持ち帰っています。

「そんな思いをするなら通販で買えばいいのに」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、「とん蝶」は日持ちがしないため、通信販売はなし。そのため、現地(大阪)で購入するしかないのです。だからどんなに荷物が多くても必ず買って帰ります!
 

文豪にも愛された“黄色い皮”の「一芳亭」のしゅうまい

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しゅうまい15個入り¥1100 ※20個入り1450円もあります。

昭和7年創業。「一芳亭」は難波駅近くにあるしゅうまいを中心とした華風料理(中華料理)のお店で、戦後を代表する時代小説・歴史小説家であった池波正太郎氏のお気に入りのお店でもありました。今だ人気は衰え知らずで開店前から列ができるほど。私も来阪の際には、必ずここに寄るスケジュールだけはハズさないようにしています!

「一芳亭」のしゅうまいは、小麦粉で作られた皮で包むのではなく、手製の薄焼き卵で作った皮でタネが包まれているのが特徴。これは戦後、小麦粉が入手できず、薄焼き卵で皮を代用したのが始まりだと言われています。中の具は、極シンプル。豚のミンチ肉にエビ、玉ねぎのみじん切りを塩、こしょう、しゅうゆなどで味付けし、片栗粉でつないでいます。

淡路島産の玉ねぎを使っているせいか、玉ねぎの風味と甘味が本当に美味!こちらもいつも自宅用と実家用の2箱は買って帰ります(通信販売もしてくださるのですが、つい……笑)!
 

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