習い事が「何かの形になってほしい」というのは親の意見


「最初に、はなれ型はチャレンジが大切という話をしましたが、どんどん飽きていいです。チャレンジしたけど、『もうや〜めたっ!』っていっぱい言っていい。それよりも、いろんな人がいて、いろんな仕事があって、という世界の多面性を知るほうがはなれ型は輝くことができます」

お母さん:え〜〜(苦笑)! ちょっと心配なのが、いろんなことにチャレンジしていると、結局何も残らないんじゃないかということです。今からひとつのことをずっとやっていけば何か形になって、将来的にそれが形になったり、派生して何かにつながるんじゃないかと思って。

娘も4歳からずっとピアノをやっていて、今は中学受験のためにペースをゆるめているのですが、本人が『歌をやりたい』って言い出しているんです。歌をやるなら、ピアノは辞めないである程度続けていれば、将来歌をやりたいときの相乗効果になったりするのかななど、いろいろ考えてしまって。

「経験して何も残らないなんてことはないですよ。

それは何か残るというのを『何かの形になって成功してほしい』『名を残してほしい』って意味で考えているってこと。スポーツやるなら優勝してほしいとか、音楽やるならデビューしてほしいとか。それは大人側の意見だと思います。

同じことを自分が言われたらって考えてみてください。これやってみたいってときに『それって形になるの?』って言われたらイヤですよね!? たとえばそれが将来の仕事と直接的につながっていないように見えたとしても、経験値は確実にその子の中で形になります。たとえば、大谷翔平は野球一筋でやってきて成功していますけど、今から100個何かに挑戦したら、経験値で大谷を超えられるんですよ!」

 

「手相でいうと、右手の知能線がぐっと月丘のほうに下がっているので、音楽や歌やイラストなどの芸術的なものや文系的なものが向いています。インスピレーションが湧くものが向いている手相です」

娘さん:(とてもうれしそうな笑顔)