歯科衛生士として働きながら、ご自宅でリラクゼーションサロンをオープン、セラピストとしても活躍する今井恵理さん。
大学卒業後に正社員として歯科で働きながら専門学校に通い、歯科衛生士資格を取得。結婚後はご主人の開院を手伝い、多忙な生活ながらも興味があることをフットワーク軽く学んでいきます。
事情により離婚、小さなお子さんを連れてふたり暮らしになった今井さん。シングルマザーが思うようにお金を稼げない現実に直面します。しかしそこで諦めるのではなく、理想の生活ができるように、ふたつ目のキャリアを考えはじめます。
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「シングルマザーは思うように稼げない...」と思うのはやめた。歯科衛生士が“娘のために収入を増やす”と決めたきっかけ>>
切羽詰まって消えた笑顔。このままではいいサービスができない
「それまでは妻として家やクリニックを支え、離婚してからはシングルマザーとして子どもを守りながらお金を稼がなくてはと必死だったので、自分にはまったく構っていませんでした。自分にお金をかけるなんて罪悪感があるくらい。
離婚の前後は切羽詰まって笑顔も少なくなり、傍目にも余裕のなさは伝わっていたはず。でもそれではいいサービスはできません。そこでまずは行動から変えようと、自分の好きなことをしたり、ヘアスタイルを憧れていたショートにしてみたり、小さなことですが自分を大事にするように心がけました」
次第に心が整うのを感じられたという今井さん。そして直感で行ってみたいと感じたエステにも初挑戦。するとそこに通ううちに、「話を聞いてくれて、寄り添ってくれそうな方だな」と感じた副店長と個人的な話もするようになり「今井さんみたいな人は人を癒すセラピストに向いているね」と言葉をかけられます。そして興味があるなら、とマッサージの技術を習うスクールを紹介してくれたそう。
ここで「考えこむよりも、まず動いてみる」という今井さんの行動が、彼女の人生を変えることになります。
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