カットする? 抜く?
フレームからはみ出た眉毛、どうしたらいい?


眉の形が決まり、フレームからはみ出た眉毛の処理はどうしたらいいでしょうか。「眉メイクの仕上がりを左右する大事なポイントなのに、ほとんどの人は眉の処理をしていないか、間違えています」とRuiさん。

「フレームからはみ出ている眉毛は、要りません! 『切る』『剃る』『抜く』のいずれかで処理しましょう。数本の場合は『抜く』。眉をピンセットで掴み、抜いても影響がないかどうか、1本1本確認してから抜いています。また、眉が密集している場所は間引きするのもおすすめです。眉の中央あたりは毛量が多いので抜くとスッキリします。面でなくしたい場合は『剃る』をおすすめしています。眉上の産毛などは電動シェーバーで剃っています」。

 How to 

 


毛の処理をする時は、本当に必要ないかどうかを確かめてから1本ずつ眉毛を抜きます。「ツイザーで1本だけ掴み、前後左右に動かしながら、その1本が無くなっても形が崩れないか、影響がないかを確認します。OKだったら毛流れに沿ってゆっくり抜くと、痛みも少ないです。抜きたくない人はハサミで根元をカットしましょう」。

フレームを一度描いたら、はみ出た毛を処理します。必要な毛が理解できたらフレームを落として眉を描きます。


抜くことも可能ですが、眉上部の産毛や眉下の眉毛などは電気シェーバーで剃っても可。「眉を整えた後、肌を傷つけないように毛流れに沿って剃りましょう。剃り残しが気になる場合は、抜いた方がいいですね」。

 

濃眉さんはパウダー・ペンシルの順に
最後は眉マスカラでヌケ感をプラス


眉のフレームが決定したらあとは仕上げるだけ。ポイントは「立体感のある眉」!
「眉の隙間を塗りつぶすだけでは立体感は作れません。意外かもしれませんが、眉の中でも隙間があるくらいのほうが立体感が出るんです。眉毛がしっかりある人はパウダーをふんわりとのせるくらいで十分。オレンジやカーキなどの明るめの色を使うと、ヌケ感が出ます。最後は眉マスカラで毛流れを整えて完成です」。

使用したアイテムはコチラ

 

左から・
ふんわりと軽い粉体がしっかり密着。「軽くて崩れない。自然な仕上がりになります」。選んだのはほんのりと色っぽさを感じさせる赤みブラウンがおすすめのSE03。
エクセル スタイリング パウダーアイブロウ 全3色 ¥1430


2017年発売からのヒットアイテム。パウダーを練り固めてペンシル形状にしているから仕上がりはふんわりと柔らか。皮脂や汗・こすれに強い眉尻の味方! 濃すぎず明るすぎないナチュラルブラウンを使用。デジャヴュ ステイナチュラE 全3色 各¥990/イミュ

ブランド史上最も細いブラシを採用して眉毛の1本1本をしっかりキャッチ! 「小ぶりサイズは塗りやすく、それでいてボテッと付かない秀逸さ」と美容のプロたちからの支持も高い。アディクション アイブロウマスカラ マイクロ 全8色 各¥3080/アディクション ビューティ

眉1本1本の形を整えるスクリューブラシ。「眉毛を整えるだけでなく、濃く塗ったラインを消したりぼかしたり、眉マスカラを塗るブラシにも使えるマルチアイテム」。
アディクション アイブロウブラシ スクリュー 04 ¥1540/アディクション ビューティ

 How to 

 


デジャヴュ ステイナチュラEのナチュラルブラウンで眉尻から眉頭に向かって少しずつ線を描いて。「必ず眉毛の少ない目尻から描き始めること。一番濃くしたいところから描くとその後は濃くなりません。描く時は線と線をつなぐように小刻みに足していきましょう」。

「もし濃くなってしまったら、コームを押し当ててぼかすと自然になじみます。眉コームは色々と役に立つんです」


エクセルのスタイリング パウダーアイブロウのピンクブラウン(SE03)を使用。「ブラシで全色を混ぜた後、眉尻から描きます。その後、もう一度デジャヴュのペンシルで形を整えましょう」。

 


アディクションのアイブロウマスカラ マイクロをスクリューブラシに取って、毛流れに逆らって上下に塗ります。「逆立てて塗ると眉毛にしっかり密着します。眉マスカラは無理に明るめにする必要もありません。今回は髪色に近いチェスナット(007)を使いました」


完成はこちら!

 

全体でみると……

 


濃い眉さんのこだわりアイテム「ペンシル」
力を入れず、なめらかに描けること

一気に垢抜けた眉になりました!

濃い眉さんおすすめのアイテムの中で、特にこだわって欲しいのはペンシルだとか。「眉のガイドライン同様、理想の眉の形を描くわけですから、ペンシルの使い勝手は大切なポイントです。芯の柔らかさ・肌への密着感など好みのものを見つけましょう」。

一方、パウダー選びのポイントは? 「濃い眉さんの場合、眉とのバランスが悪く、悪目立ちしてしまうこともあるため、無理して明るい色を選ぶ必要はありません。それより、赤やオレンジなどの色をほのかに感じさせるほうがカッコよく、抜け感のある眉になります」。