人疲れ対策5:「自分がどう見られるか」は気にしない!


「自分がどう見られるのか」を気にすることで、人疲れしてしまう人もいます。
これは「人前で話すときに緊張してしまう人」とも似ています。大抵の人は、自分を良く見せようとすると緊張してしまい、いつもの調子にならなくなることが多いのです。

そういうときは、「“本来の自分”とズレてしまっている」ことが少なくありません。
「相手からの視点(外側から自分へ)」のほうに気持ちを向けてしまって、「自分からの視点(自分から外側へ)」ではなくなるから、意識が“自分の中心”にいなくなってしまうのです。そうすると心が不安定になり、緊張につながってしまうことも。

私自身、講座など人前で話す機会はこれまでもありましたが、基本的に、「目の前にいる人たちに、どう素敵なひと時を提供できるのか」ということに集中しました。
「自分はどう見られるか」なんてことは、敢えて気にしないようにすると、不思議と緊張しにくくなるのです。

だから、人と会ったときは、「相手と楽しい時間を過ごそう」くらいに思ったほうが、リラックスできて、お互いに心地よい時間を過ごせるのかもしれません。

 

人疲れ対策6:無理して盛り上げようとしない


人見知りの人は、「自分だけが疲れている」と思いがち。でも、実際は相手も疲労していることは少なくありません。
さらに、自分に在り方によっては、むしろ「自分が相手をくたびれさせてしまう」こともあるのです。

基本、気を遣いすぎる人は、相手に「私も気を遣わなくてはいけない」と思わせ、疲れさせます。
さらに、「どうにかして仲良くしないと」とか「場を盛り上げないと」とか気負いすぎてしまうと、相手に変な圧を与えてしまうこともあるでしょう。

なかには、無理にテンションを上げて “本来の自分”とかけ離れたキャラクターになって「相手を楽しませなくては!」とがんばってしまう人もいます。
そういう人は、心の奥で「普段のままの自分では、つまらない人だと思われてしまう」という恐れの気持ちを抱いてしまっていることも。

でも、“無理して盛り上げようとする人”のそばにいると、疲れてしまう人は少なくありません。がんばるよりも、むしろ自然体でリラックスしていることほうがいいのです。
心を落ち着かせ、相手をよく観察し、その人のペースに合わせるようにしたほうが、心地よい時間になることは多いでしょう。

人と会えば、それなりには気を遣うし、多少なりとも疲れるのは当然のこと。「自分だけが疲れているのだ」なんて思わないで、より自分も相手もリラックスして楽しめるコミュニケーションがとれるように、心掛けたいものですね。

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