ダグアウト(ベンチ)での様子にまで注目が集まる大谷選手

試合の途中にバナナを頬張る大谷選手。写真:AP/アフロ

このバナナを食べるシーン。実は、これにまつわるストーリーもありましたよね。シーズン後半、試合中にときおり体がけいれんしてしまうようになってしまった大谷選手。それを知ったアメリカのメジャーリーグ専門メディア「Talkin’ Baseball(トーキンベースボール)」が、以前にメジャーリーグで活躍していた川﨑宗則選手の過去のインタビューをSNSに投稿。


インタビューは、川﨑選手がメジャーリーグのトロント・ブルージェイズに所属されているときに撮影されたもの。当時けいれんを起こしてしまった川﨑選手が、バナナを食べるようになったからもうけいれんしないと答えています。

「トーキンベースボール」は、「川﨑選手のアドバイスが大谷選手に役立つかもしれない」とのコメント付きでSNSに投稿したことから、大谷選手がベンチでバナナを食べているのは、この話を聞いたからでは? という憶測が飛び交い、話題となりました。

大谷選手の影響力の高さも後押しして、川﨑選手のインタビュー動画はSNSであっという間に拡散され、200万回以上再生。2014年に放送されたインタビューだったにもかかわらず、今ではアメリカやカナダの野球好きの子供たちの間で「Monkey never cramps!(サルは決してけいれんしない)」のセリフが流行るほど!

 

当時はまだメジャーリーグを見ていなかったので、川﨑選手のセンス、そして愛されキャラぶりに感動すると同時に、改めて大谷選手の人気を実感する出来事となりました。

試合中、打席に立つ前の大谷選手。写真:AP/アフロ

バッターボックスに立つ前、バットにキスをして願掛けする大谷選手もニュースになりましたよね。

試合の合間にダグアウトで、大きな水筒から飲み物をカメラ目線で飲む大谷選手。写真:AP/アフロ

大谷選手がケガのため今シーズンはもう出場しないと正式に発表される前、クラブハウスにある大谷選手のロッカーがきれいに片付けられ、愛用しているウォーターボトルもゴミ箱に捨てられていたとの報道は本当に衝撃的でした。そのウォーターボトルはこれだったのか? と推測させる一枚です。

その報道の翌日、ダグアウトに現れた大谷選手。捨てたウォーターボトルを回収できたのか、新しいウォーターボトルを買ったのか、もニュースになっていました。野球のプレイ以外も、すべてが話題になる大谷選手です。

試合中ダグアウトの柵に腕をかける大谷選手。写真:AP/アフロ

エンゼルスのスタジアムに行くと、大谷選手ファンが写真に収めたくなるのがダグアウトにいる大谷選手の様子です。

私情になりますが、こんな大谷選手の姿……もし私がエディターとして大谷選手の写真集を作れるとしたら、まさにこんな構図、こんな表情にしたいと思うような一枚。試合中にただダグアウトの中に座っているだけでもかっこよくてサマになるのが、やっぱり大谷選手なのです。