温度、湿度、明るさ…自宅の睡眠環境をチェック!

「トップオブ寝返り回数」のショックを少々引きずりながら、岡村さんの優しいアドバイスを噛み締めるわたくし。

そして、お次は「寝室環境チェックセンサー」による睡眠環境状態のチェック。計測機器を睡眠環境に1〜2週間程度置いておくことで、

・温度
・湿度
・照度(部屋の明るさ)
・音圧

の4項目の総合点と、部屋の環境が3段階で診断されます。

眠りの分析で出てきた悲しげな表情とうってかわって、こちらはニコニコマーク! 王冠までついてちょっと嬉しい。

私の部屋は4項目に問題がなく「良い環境です」という結果に。睡眠環境が悪くないということは、ますます「寝具が合っていないからよく眠れていない」説が濃厚になってきました。こうやって、計測するからこそ、理想的な眠りを妨げている原因を突き止めていくことができるんですよね。

 

「寝床内環境」ってなに?


さらに岡村さんは、室温からおすすめの寝具の組み合わせも導き出してくれます。

日本橋 西川では、冬場には欠かせない羽毛布団も充実の品揃え。イメージキャラクターを務める羽生結弦さんも気持ちよさそうにスヤァ……。

「寝ているときの布団の中の温度・湿度といった環境のことを『寝床内環境(しんしょうないかんきょう)』と言います。布団の中の温度は33±1℃、湿度は50±5%になるような寝具を選んであげると、非常に快適に眠ることができるとされています。想定として、冬場は室温が22℃前後、夏場は25℃前後で湿度50%程度という条件だった場合、どのような掛け寝具を選べばいいか? 私たちスリープマスターは、そうした季節ごとの寝具選びのご提案もしています」

スリープマスターが教える「ぐっすり眠る」コツ


そして岡村さんには、寝具以外の「快適な眠り」へのアドバイスもいただきました。

寝る2時間前ぐらいにお風呂に入るのが理想的です。この“寝る2時間前”というのがポイントで、お風呂に入って温まったところから、2時間ほどで徐々に体温が下がってくるんです。そのときに眠気がきて、スムーズに入眠できるようになります。ですから、夏でも湯船に浸かることをおすすめします。あと、もし可能であれば、寝る前の1時間ほどはお部屋のメインの照明を消し、間接照明にして照度を下げるのがおすすめです。淡い光やオレンジ系の光にしていただくと、体が眠るモードになっていきます。

起きたときにはカーテンを開けて光を浴びましょう、とよく言われますが、人間って活動を“オフからオン”にスイッチを切り替えるのはある程度得意なんです。でも、“オンからオフ”に切り替えるのがすごく苦手なんですね。ですから、入浴や光の調節で、徐々にオフにしていくと入眠しやすくなるんです」

スリープマスターは、西川 日本睡眠科学研究所の理論を基に「ぐっすり眠る」をサポートする“眠りのプロ”! ①眠習慣に関するアドバイス、②寝室環境(光・音・香など)に関するアドバイス、③お客様に合う寝具の提案、この3つの観点で眠りのお悩みに答えてくれます。