3.露出しすぎ!の肌見せファッションの過激化


シースルーでバストトップや下着を見せるのはもはや当たり前。さらにはボトムを履かずにショーツだけの「ボトムレス」コーデがトレンドに。ミュウミュウのランウェイでも、見せるためのショーツが登場して話題になりました。レッドカーペットでは、ランジェリーを見せるのがルールなのかと思うくらいに、みんな下着が透けまくり。

ケンダル・ジェンナー。写真:Backgrid/アフロ
ミュウミュウの2024春夏コレクションより。写真:IMAXtree/アフロ
第76回カンヌ国際映画祭でのイリーナ・シェイク。写真:AP/アフロ

プライベートでこのようなルックを身につけているのはケンダル・ジェンナーやイリーナ・シェイク、エムラタことエミリー・ラタコウスキーと、スタイルのいいモデルが中心。確かに彼女たちのように抜群のスタイルであれば、見せたくなってしまう気持ちもわからなくないかも!? だけど心配なのは、そんな彼女たちのほとんどがメンタルの病気を抱えていること、なんですよね。

セックスはお金になる。それを理解しているヤングセレブたちが、SNSで自分の性的魅力をアピールして名声や人気を得る。それを完璧に割り切ってやっているのならばいいのですが、その承認欲求の源が不健全なものであると、いつか裸を商品にしていても見向きもされなくなったときに、メンタルの崩壊が訪れるのではないか。そんな危うさを感じるこのブーム。

本人たちがやりたくてやっている分にはいいけれど、裏ではきっと大人たちが搾取のために糸を引いているのではないか。そう思ってしまうのは、2023年に配信された、リリー・ローズ=デップ主演のドラマ『The Idle』を観たことも影響しているのかもしれません。