物語を楽しむのもいいけれど、“推し”を作ってキュンキュンするのもドラマの楽しみ方のひとつ。みなさんには、「この役好きなんだよなぁ」と思うキャラクターはいますか? 

今回は、2023年に放送したドラマのなかから、ドラマウォッチャーのわたしが選んだ“沼落ちキャラ”を5人選出いたしました(沼に落とされたキャラが多すぎて、厳選するのにめちゃくちゃ時間かかった……)。「分かる、分かる」「え〜そこいく!??」なんて思いながら、読んでいただけたらうれしいです。

 


『星降る夜に』柊一星(北村匠海)


以前、連載でも取り上げましたが、一星はとにかくあざとかった! 近年のラブストーリーにはあまり登場しないグイグイ系の男の子。10歳年上の鈴(吉高由里子)をきゅるっとした瞳で翻弄したかと思えば、急にプイッとそっぽを向いてみたり。ワンコなのかニャンコなのか……。分かりやすそうで分かりにくいところが、本当に“沼”でした。北村匠海さんって、わりと寡黙な役柄を演じることが多かった気がするけれど、一星のような肉食男子もマッチするんですね。

写真:Pasya/アフロ

このドラマ、キスシーンが多発していたのですが、どれも最高で。わたしがいちばん好きだったのは、第5話のトラックのなかでのキス。無邪気に笑う鈴の腕をグッと抑えてキスをするのですが、一星って相手の表情をうかがうため(?)に目を開けるんですよね。「なに、急に?」と驚く鈴に「可愛いから」とストレートに答える一星もまた尊かった! 愛情をまっすぐに表現してくれる一星、好きすぎる。