「2人目不妊」の治療でママ友との関係が微妙に...授からなかった私／授かった彼女を比べてしまいます【アン ミカさん】

【人間関係のお悩み】

不妊治療とママ友との付き合いについて悩んでいます。30代後半で結婚し、長男を40歳で出産しましたが、2人目がほしくて40歳～45歳に至るまでの約5年間、不妊治療をしていました。ですが、2022年末に治療をやめました。

長男とよく行く公園で知り合った「母親Aさん」とは、息子と同じ歳の「男の子B君」がいることで仲良くなり、何回か子連れでお互いの家で遊びました。Aさんも同じ2人目の不妊で悩まれていたせいか、すぐに打ち解けられた感じがありました。

私の仕事の関係で息子の保育園が変わり、B君と同じ保育園に。この頃からは、お互い仕事が忙しく公園で会うことも少なくなり、コロナもあって子連れで遊ぶことも年に数回になっていました。

そんな中、Aさんが不妊治療をするとのことで、私は過去に自分が通っていた病院や治療など、もし参考になればと教えました。以後、Aさんと保育園の送迎時に会うことはありましたが、治療について聞かれたくないのか、あまり話せる感じでもなかったので、私も挨拶程度になっていきました。ところがしばらく経って、急に「お茶したいね」と連絡があり、カフェで会うことにしました。

カフェで何気ない世間話をした後、突然Aさんから「実はね、赤ちゃんが出来たの。はなさんには会って伝えたかったの」と告白。私はびっくりしたと同時に、なんだかすごくショックで、そのうちイライラしたりモヤモヤしてしまいました。今までは顔を合わせても何も語らない雰囲気だったのに、いきなり「お茶したい」って、本当は妊娠報告だったんだ。最初からLINEで教えてくれたら良かったのに。赤ちゃんいいな、うらやましいな……。Aさんと別れて帰宅した後は、なんだかこんなことばかり考えてしまいました。

本来は比べるものではないのですが、B君は身体的にも感覚的にも息子より断然成長が早いです。きょうだいができないことまで劣っているかのように感じてしまい、そして、私はなんだかすごく惨めに感じてしまって、それ以降、Aさんとは距離を置くようになりました。ですが、息子の保育園はあまり大きくないため、保育参観や送迎、グループLINEなどでどうしても視界に入ってしまいます。

私は悩みに悩み、不妊治療を再開しました。こんなにも人の幸せを喜べない、惨めな気持ちになるのは、頑張り切れていないんだ。やっぱり私もほしいし、息子にきょうだいを作りたい！　と思ったのです。しかし、半年で色々な不妊治療をしましたがもう気力も残っておらず、保険も適用されないため、限界を感じて諦めました。

その後、Aさんは無事出産されたようで、息子がB君から聞いた性別や名前を私に話してくれました。Aさんからは何の連絡もなく、いつの間にかお互いに距離を置き合っているのだと今さらながら実感しました。

息子は何でもできるB君が大好きです。「今日B君が遊んでくれた！」「今日B君が優しかった！」など、子供だから仕方ないのか、このような違和感ある言い方に、私は「友達なら遊ぶし、優しいのも当たり前だよ。遊んでくれたとか、優しくするとかじゃないんだよ」と言ってしまいます。子供は子供、その付き合いは私が切ってはいけないと思いつつも……。

B君とは学区が同じなので、今後10年もAさん・B君の親子との学校生活のお付き合いが続く可能性があるかと思うと、とても気が重いです。AさんB君に会わないように、といちいち気にしてしまう。それが嫌なのに、わかっているのに、気にしてしまうのです。

夫は「そんなに悩んでしまうなら、いっそ引っ越そうか？」と言ってくれています。独身の時に買ったマンションがあり、今は賃貸に出しています。現在は持ち家で、築年数もさほど経っていません。引っ越すメリットは、AさんB君と離れられること。デメリットは、また引っ越し、部屋が狭くなること。私が気にさえしなくなれば引っ越さなくて済むのか？　引っ越しもしたいのかしたくないのか？ まるでわかりません。

私は以前、アンミカさんがお話ししていた、「人は辛い想いをしたからこそ人に寄り添えるし、それが人間の最大の力」という言葉が大好きです。その通りだなぁと思うし、そうなりたいです。私はどのように気を保ち、息子の母としてどうしたらいいと思われますか。

●このお悩みが出てきたのはいつからですか？
昨年春。

●ご自身では、この悩みの原因はどこにあると感じていますか？
友だちと思っていたAさんを素直に祝えない自分が嫌。でも逆に、友だちならAさんはどうしてあのような伝え方、会い方をしたのか。赤ちゃんができない自分、B君より成長が遅い息子を卑下してしまう。

●この悩みを解決してどのようになりたいですか？
Aさんと自分を比べず、B君と息子を比べず、何も気にせずに、息子と夫と毎日を楽しく大切に生きていきたい。引っ越さないなら引っ越さない、引っ越すなら引っ越す。Aさんに言いたいことがあるなら言う、言っても仕方ないし負け犬の遠吠えみたいだし、もう言わないなら言わない。悩んでいないで、はっきりさせたい。私自身も息子の母として、楽しく子育てしたい。

（はな・45歳）
現在の家族構成：既婚
配偶者の年齢：48歳
子供の年齢：5歳・男の子

※プライバシーに配慮し、ご相談の一部を割愛して掲載しています。

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悩んでいるのは、一生懸命生きてる証(あかし)。
今、暗闇を感じているあなたへ、アン ミカさんが温かい言葉で光の出口へ導きます。みんなの悩みの中に、あなたの答えがきっとある！　寄せられたお悩みと真摯に向き合い、アンミカ流の哲学を語っています。令和版「ええじゃないか」とも言える「アンミカーニバル」のMV視聴QRコードが先行特典として付いており、悩みを抱えていても、歌い踊って、気分を晴らしてほしいという思いが込められています。