鏡を見るのは、シミやシワをチェックするためじゃない

二人の話題は「美しさ」へと移行。加藤さんの美しさの秘訣を聞いてきたさださんに対し、加藤さんは、子育てや母親の世話をしながらも仕事を続けてきたこと、30年間同じサプリを飲み続けていることを挙げます。さらに加藤さんは、母・シヅエさんの言葉を借りて、本当に美しくあるために必要なことをさださんに伝えるのでした。

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まさし そう言えば、タキ姐がサプリメントや基礎化粧品のコマーシャルやってるのを僕よく見るけど、見るたびに、ああ、タキ姐、頑張ってるなと思います。あれ、売れているでしょ。

タキ はい、ありがとうございます。おかげさまで。でもね、私は自分が実際に使用し続けているものじゃないと、宣伝のお手伝いはできない。広告塔になることは自分が心からその商品を好きでないと。そこがいわゆるタレントさんや人気俳優さんとは異なるところ。

 


まさし たぶん女性はね、小さなシワも気になるのね。それで、絶対綺麗でいたいじゃない。綺麗というのは作りのことじゃなくて、やっぱり印象、他人に対する印象が美しくありたいっていうのは、どんな女性でも少なからず願ってると思うのね。

タキ あのね、どうしたら若く見られるかではなく、自分らしく見えるには何が大切か、よ。母が言っていた「美しくあるのはいいんだけども、自分を省みない人は決して美しくない」という言葉が基本かな。

まさし 自分を省みないというのはどういう意味で?

タキ 反省しない人。鏡を見て、自分の表面しか見ない。

まさし 見てくれだけじゃないよと。

タキ 見てくれだけじゃない。「心の中を映すのが鏡でしょ? 鏡を見るときには、あなたは心と対話しなさい」と。

まさし 加藤シヅエの言葉だね。表面だけではなく心の中で自分と対話をしなさい。反省しなさい。

タキ 鏡を見るのは何のためかと言ったら、シミが増えたとかシワが増えたとかじゃなくて、「今あなたの心の状態は元気なの? 健全なの?」って、自分自身と対話するのが大事だって。

まさし それはねぇ、男性はしないね。

タキ (笑)

まさし 自分でまじまじと鏡を見たくないの。

タキ 白髪もシワも自分史よ。

まさし 男は怖いのね。現実を知りたくないの。女性は常に現実を知った上で、それを改善しようという気持ちを持っている。