ダイアナ元妃に世界が熱狂しなければ離婚まで至らなかった?

写真:Mary Evans Picture Library/アフロ

そういえば、ダイヤナ元妃とチャールズ国王の不仲も、嫉妬から始まったと言えます。それも、夫の不倫への妻の嫉妬ではなく……。

世界中がダイアナ妃に熱狂していたとき、本来ならば次の国王になるチャールズ皇太子が受けるべき注目も、全てダイアナ元妃に注がれていることを、チャールズがいかに苦々しく思っていたか、当時の私たちは知る由もありませんでした。それでも日本に2人で訪れた時、注目と喝采があまりにもダイアナ妃に集中していたことに、懸念を示す人もいたほど。

 


そもそもが、ロイヤル・ファミリーの存在意義は好感度が鍵を握っていると言われるだけに、公務のたびに覚える強い屈辱が、この妻を排除したいという気持ちを生んだとしても、不思議ではありません。

写真:ロイター/アフロ

皇太子夫妻の離婚は、もっぱらカミラ夫人との不倫が原因とされてきましたが、離婚するまでに至った不仲を、どうしても修復できなかった理由の1つは、むしろその嫉妬。実際はその方が大きかったかもしれないのです。

逆に言えば、そこまでの嫉妬がなかったら、カミラ夫人との不倫もそれほど濃密なものにならなかったかもしれない、とさえ思えてくるのです。
それくらい、男の嫉妬は深刻なものだということ。