なにげなく髪を縛った時、毛束のボリュームが減少していて「ちょっとショック……」なんてこと、ありませんか? 気づけば前髪はペラペラしているし、トップの厚みもグーンと減った感じ。40代50代は白髪の増加と共に“細毛”や“薄毛”に対する不安が重なるお年頃。「髪の量はどこまで減少するの⁉」そんなモヤッとする髪老化の不安について、ミモレ読者に人気のヘアサロン・MAGNOLiAのMARBOHさんに伺います。

MAGNOLiAオーナー・MARBOHさん

「パーマスタイルの巨匠」と言われるMARBOHさんは、大手ヘアケアメーカーの商品開発や全国の美容師に向けたセミナー、メディア出演など、サロンワーク以外でも幅広く活躍。エイジング毛対策に注力し、髪質そのものを若返らせるレシピを豊富に持つため、国内外から数多くのゲストが訪れる、日本を代表する美容師のひとり。
 

 


トップと前髪の変化に不安を覚えたら
次にチェックすべきパーツとは?

 

「ボリュームが出ない、うねる、頭皮が透けてきた。このような“トップと前髪の変化”に対しては、早い段階で皆さん気づくようです」そう話すのは、青山のヘアサロンMAGNOLiAオーナのMARBOHさん。シャンプーソムリエの資格も持つMARBOHさんのもとには、加齢による細毛・薄毛に悩む女性が多く通います。

では、頭頂部と前髪の変化が顕著になった後、薄毛進行のサインはどう見極めればよいのでしょう?

「トップと前髪のボリュームの減少の次に変化が出やすいのは、フェイスラインの毛髪です。耳前にある顔まわりの毛髪が扱いにくい、細くてフワフワする、おくれ毛がきれいに決まらないなど、この部分のスタイリングが難しくなってくると、エイジングが進んでいるサインです」(MARBOHさん)
ただし女性の場合は、男性型脱毛症のAGAと違うため、全体的に髪が細くなることでボリュームのない印象に変化していくのが特徴。「10年後は禿げちゃうかも⁉」なんて過度な不安を抱くより、日々のケアで髪そのものを強く丈夫に立て直すことが大切だそう。

 

トップや前髪の細毛・薄毛を感じている人は、こめかみ〜フェイスラインの毛髪状態をチェックしましょう。

 
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