あなたは自分が親ガチャに当たったと思いますか？逆境の子どもたちを救う「無料塾」が目指すのは「幸せのおすそ分け」

講師のポテンシャルは有料塾以上！？無料塾ならではの良さとは？

「無料で運営することの難しさ」についてよく聞かれますが、強いて言えば、ボランティア講師や会場の数が限られているために授業のコマ数を増やせないことくらいで、無料だから難しいとは感じていません。むしろ無料でやっているからこそ、有料塾にはない可能性が秘められているのです。

市場経済の理屈で考えれば、無料塾で提供している0円の教育には、価値がないように見えるかもしれません。確かに世間では1万円を出せば1万円相当の、5千円を出せば5千円相当のサービスやものが手に入ります。支払った費用に相応する価値があると思ってお金を出すのが当たり前です。1万円出したのに2分間しか教えてくれないような、支払った額と受け取るメリットのバランスが悪い塾があったら、誰もそんなところには行きません。また、塾講師のアルバイトの時給が2千円だったとしたら、2千円以上の時給が取れる能力のある人が塾で教えることはなかなかないという話にもなります。

しかし、八王子つばめ塾で教えてくれている講師には、普通の有料塾で教えを受けたら、いくら必要になるか分からないほどの経歴を持つ方もいます。

例えば、大手の自動車メーカーや総合IT企業で管理職向けのTOEIC講座を担当するプロの英語講師の方もいます。

必ずその講師に当たるかは、くじ引きみたいなもので分かりませんが、有料塾で教えてくれる講師よりも、ともするとポテンシャルの高い先生に教えてもらえる可能性があるということです。少なくとも、無料であるがゆえに、有料の塾以上の価値を得られる可能性があるのです。