「異動したら、後任者が私の陰口を...？」大急ぎで仕事の引き継ぎをした39歳会社員。一言言ってやっていいですか？

くぎを刺しておくメリット２つ

マキさんの本音は「正直、『文句があるなら直接言ってよ！』と彼に言ってやりたいくらいの気持ち。」とのこと。言いたくても言えない、と躊躇うのは、「大人気ない」「頭を切り替えて前を向くべき？」といった気持ちからでしょうか。

しかしここはあえて、彼に連絡をとってみてもいいのではないかと思います。

「最近、私が引き継いだ業務のせいで●●さんが大変そうだという話を耳にしました。あの業務は引き継ぐタイミングも悪かったので、私もずっと気にしています。状況はどうですか？　分からないことがあればなんでも聞いてくださいね」

例えばですが、こんな風にメールを入れてみるのはどうでしょう。

メールの目的は二つあります。一つ目は、彼に「あなたが不満を言っていることは、私の耳にも入っています」と伝えること。二つ目は、彼の問題を解決してあげることです。

このモヤモヤ話の難しいところは、最初に書いた通り「誰にとっても完璧な引継ぎはありえない」こと。つまり、マキさんにとっての「十分な引継ぎ」と、後輩にとってのそれにズレがあることは否定できないのです。

本来であれば、引き継いだ業務のことは後任者に任せて手出しをしないのが正解だと思います。しかし今回の場合、後輩の方が不満を言っていることがマキさんの耳に入っているので、「聞こえてますよ」というけん制も兼ねて、引継ぎが十分でなかったことがあるならば積極的に解決しにいった方が効率も良いし、マキさんと後輩の方の精神衛生的にもよいのではないかと。

「困ったらいつでも連絡してね」と言っておいたとしても、相手は先輩ですし遠慮しているのかもしれません。マキさんからのアクションが、双方にとって良い効果をもたらしますように。

【漫画で解説】「あの人の引継ぎ、ひっどくて！」急な異動発令にバタバタと引継ぎしたら、後輩が陰で私の悪口を…？ムカつきが抑えられない39歳会社員のとるべき態度は？
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